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ソフトバンク・みずほペイペイドームに歴史を伝える選手専用通路が誕生

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福岡にあるソフトバンクの本拠地、みずほペイペイドームに、新たな選手専用通路が設けられ、南海やダイエー時代からの球団の歴史を伝える装飾が施された

この通路は、城島健司チーフベースボールオフィサー(CBO)の発案により実現されたもので、選手たちが球場に入る際や帰る際に、「少しでもプラスになるように」という期待が込められている

歴史を感じる装飾

通路の天井には、王貞治・球団会長が監督を務めていた際の後ろ姿が大きく写し出されており、この監督時代は球団にとって非常に重要な時期であった

また、壁には1999年にダイエーが初めてパ・リーグ優勝を果たした際の胴上げシーンが飾られており、選手たちにとっての栄光の瞬間が記憶されている

さらに「まだ見ぬ景色を求めて、挑み続けよう」という激励の言葉も記載されている

レジェンドたちの言葉

通路には、野村克也さん、秋山幸二さん、工藤公康さんといった球団のレジェンドたちの名言も配置されており、これにより選手たちが過去の偉業や精神を感じ取ることができる仕組みとなっている

栄光と苦難の歴史

この通路には、選手たちが目を背けたいような歴史も含まれている

一例として1996年に発生した「生卵事件」が挙げられ、ファンの怒りが原因で選手を乗せたバスに生卵が投げつけられたという出来事が紹介されている

城島CBOは、「ホークスにとって目を背けたくなるような歴史だが、それを糧に強いチームになったことを知り、今の選手たちが何かを感じてくれたら」と語る

未来への希望
通路の終わりには「WHO’S NEXT?(次は誰だ?)」という文字と、新たな選手のシルエットが描かれている

城島CBOは「ここに続く選手がどんどん増えていってほしい」と願い、この通路は3月31日からドーム見学ツアーにも組み込まれ、一般の観客も楽しめるようになる予定だ

この通路の設置は、単なる装飾を超えて、選手たちに球団の歴史や成功だけでなく、苦しい時期も伝える重要な取り組みです。球団の過去を知ることで、選手たちは自身の役割を再認識し、未来へ向けてのモチベーションを高めることが期待されます。
キーワード解説

  • 選手専用通路とは?:選手が専用で利用する通路で、チームが歴史や理念を伝えつつ、選手たちに刺激を与える場所。
  • CBOとは?:チーフベースボールオフィサーの略で、プロ野球のチームにおける実質的な全体監督の役割を持つ地位。
  • パ・リーグとは?:日本のプロ野球リーグの一つで、セントラル・リーグと共に日本のプロ野球を構成する。

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