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DeNAトレバー・バウアー、オープン戦での調整を成功裏に終了

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<オープン戦:西武4-2DeNA>◇23日◇ベルーナドーム 横浜DeNAベイスターズのトレバー・バウアー投手(34)が、西武とのオープン戦に先発し、自身の最後の登板を納得の形で終えた

今シーズンの開幕ローテーション入りが濃厚な彼は、「後半にかけて出力を上げること」がテーマであったが、初回からその目標に向かって攻め込んだ

この日、バウアーは最初のイニングで150キロのストレートを3度計測し、3者凡退に抑える好スタートを切った

しかし、その後の2回に先制点を許し、3回には3連打で2失点を喫するなど、高めに浮いた球が相手打者に捉えられる場面が目立った

彼自身は「(出力を)上げに行くとボールが高くなる傾向がある」と自己分析をし、意識的に挑んでいることを明かした

試合は5回まで続き、バウアーは最終的に9安打を浴びて4失点を喫したものの、5奪三振を記録し、試合の流れを崩すことはなかった

特に4回以降はギアを一段階上げ、最速154キロを記録

その後、2死一、二塁のピンチを迎えた際には、渡部選手を3球三振に仕留めるなど、投手としての貫禄を見せつけた

三浦監督はバウアーに対して全幅の信頼を寄せており、「オープン戦だからこそできることを本人もやっていたと思う

シーズンに入ればもう1、2段階上がるので心配していない」と話した

2年ぶりの復帰を果たした右腕が、2年連続日本一へ向けた重要なピースとなることは間違いないだろう

【執筆:佐瀬百合子】バウアー投手の投球パフォーマンスは、オープン戦とはいえ彼の状態を知るうえで非常に重要でした。特に高めの球を狙われた経験は、今後のシーズンに向けた貴重な教訓となるでしょう。一方で、シーズン中はさらに進化する可能性があり、ファンとしても期待が膨らむ試合でした。
キーワード解説

  • オープン戦とは?:プロ野球のレギュラーシーズンが始まる前に行われる試合で、選手の調整や新たな戦略を試す重要な機会です。
  • 出力とは?:選手が投球時に発揮するボールの力や速度のことで、特に投手にとっては重要な要素です。
  • 奪三振とは?:バッターが空振りをしたり、ファウルしないでアウトになることを指し、投手の実力を示す重要な指標です。

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