両チームとも同じ地区の王者でもあり、注目の対戦となった
試合前、東洋大姫路は厳しい状況に置かれていた
エースの阪下漣投手(3年)は、初戦で右肘に張りを訴えたため、この大事な試合に登板できず
また、攻守の要である高畑知季内野手(3年)も体調不良でベンチ外となり、チームの戦力が一時的に低下していた
この試合では、初戦で8回無失点の素晴らしい投球を見せた木下鷹大投手(3年)が先発したが、2回にミスの連鎖が発生し、相手の適時三塁打などで一挙に6失点
これが致命傷となり、東洋大姫路は逆転のチャンスを得られなかった
監督の岡田龍生(63)は、2019年に履正社を甲子園優勝に導いた実績を持つ
彼は2022年4月に東洋大姫路の監督に就任し、チームの強化を進めてきた
昨秋の近畿大会では優勝、また明治神宮大会では横浜と延長戦を戦うなど手応えのある戦績を残していたが、全国制覇の目標は夏に持ち越しとなった
今回の試合は、東洋大姫路にとって非常に厳しい結果となった。エースの不在や主力選手の体調不良は、チームの力を大きく削ぐ要因となった。監督の岡田氏が就任してからの進化は見られたものの、このようなハンデを抱えながら勝ち上がるのは難しい。夏の大会にむけて、チームがどのような調整を行うのかが注目される。
キーワード解説
- エースとは? エースとは、チームで最も実力が高い先発投手を指す。チームが重要な試合で勝利を依頼する頼れる存在である。
- 救援投手とは? 救援投手は、先発投手が降板した後に登板する投手のことで、試合の流れを変える重要な役割を持つ。
- 適時打とは? 適時打とは、走者がいる状況でヒットを打ち、その走者が得点する場合を指す。チームにとって非常に重要なプレイである。