広島商業、伝統的な「しゃもじ応援」で力強いサポートを披露
第97回選抜高校野球大会の第7日目となる24日、広島商業高校(広島)が出場した第3試合では、アルプス席において生徒や保護者が「しゃもじ」を用いた独特の応援スタイルを展開したしゃもじは、ウッド製の大きなスプーンで、通常は料理やご飯を盛り付ける際に使用されるが、ここ広島商業では約100年にわたり応援道具として親しまれている
特製のしゃもじには「必勝」と書かれた表面と「広島商業」と書かれた裏面があり、生徒会に所属する約15人がデザインした
この日、用意されたしゃもじの枚数は3000枚にも及び、選手が安打を放つたびに「カチカチ」と音を立てながら一緒に応援する光景は、まさに結束の証となった
生徒会副会長の中山沙綾さん(17)は、「みんなでしゃもじを持って応援し、一体感を出したいと思って、この企画を立ち上げました
打線がつながってほしいという願いを込めて、しゃもじの音を響かせています」と語った
このような応援文化は、広島商業高校の誇るべき伝統であり、選手たちにとっても大きな励みとなっている
広島商業高校の「しゃもじ応援」は、単なる声援だけでなく、チームに対する強い結束感を表現する方法として注目されています。このような伝統を守り続けることで、今後も学生たちが高校野球を楽しむ姿が見られることを期待したいと感じます。
キーワード解説
- しゃもじとは?ウッド製の大きなスプーンで、通常は料理に使われるが、広島商業高校では応援に使われる独特のアイテム。
- 応援文化とは?スポーツイベントで選手を支えるために、観客が声を合わせたり、特定の道具を使用することでチームへの心の支えとなる文化。