この試合で広島商は強力な攻撃を見せ、試合序盤にビッグイニングを演出しました
試合の流れ
試合は2回表、広島商が一死満塁のチャンスを迎え、3年生の徳永が適時右前打を放って先制点を挙げました続いて2年生の中本、そして主将の西村が連続して適時打を放ち、この回一挙6点を奪うことに成功しました
荒谷忠勝監督(48)は、「目立った選手はいないのですが、粘り強くつながっていこうという方針を選手が実践してくれた結果だ」と試合後に語りました
投手陣と守備の奮闘
序盤に大量得点を挙げた広島商は、その後の回でも投手陣が粘りを見せ、先発の徳永は7回を投げ、4安打2失点に抑えました特に6回には左翼手の名越が素晴らしいバックホームを見せ、追加点を防ぎました
指揮官は、「徳永は集中して投げており、野手もいい打撃で支えてくれた」とし、選手たちの連携を称賛しました
無関心の危機へのメッセージ
荒谷監督は選手たちに対して「無関心になるな」というメッセージを伝えてきたそうです理由として「現代はスマホの普及により一人で完結してしまう時代で、人とのつながりが薄い」と指摘し、「野球を通じて人への興味を持たせることが大切」と力説しました
94年ぶりの頂点を目指す
強敵を撃破し、ベスト8に進出した広島商ナイン彼らの目標は94年ぶりの全国制覇であり、チーム一丸となってその頂点を目指しています
広島商が東海大姫路を破り、選抜高校野球大会で勝利を収めたことは、チームの底力を示すものです。特に監督が伝える「無関心にならない」というメッセージは、今の若者にとって非常に重要なテーマです。広島商の選手たちがこのメッセージを実践しながら、更なる高みを目指す姿勢は、全国制覇への希望を強く感じさせます。
キーワード解説
- ビッグイニングとは?試合中に一気に多くの得点を挙げるイニングのことです。
- 適時打とは?合っている状況でヒットを打つこと、特に得点を稼ぐための打撃のことを指します。
- バックホームとは?外野手が捕球した後、ホームベースに向けてボールを返すプレーのことです。