今季の目標は、さらに速くなる直球の実現だ
昨シーズンの最速157キロを記録し、球界でもトップクラスの速さを誇るハーンだが、彼は「目標は毎年、100マイル(約161キロ)
昨年も100マイル近くまでいったんだけど」と意気込みを語った
実は、彼は米国時代に達成した自己記録「160キロ」を再度更新するために再来日している
昨年11月からは週に4回のウエイトトレーニングを実施し、計画的に身体を強化
上半身と下半身を偏りなく鍛え上げ、「体脂肪を抑えて体重を増やす
体脂肪率20%を維持し、体重を10キロ増加させることが目標」と明かす
開幕を控えた現在も同じ頻度で練習を続けており、一時的な体重減少とは異なり、見た目もコンディションも大きく改善されている
NPBのホームページのプロフィールでは身長198センチ、体重117キロと記載されているが、ハーン自身は「実際は123キロ」と明かし、6キロのボリュームアップに成功している
それでも、ハーンは「シーズン中は体の疲れを残さないことが大事だけど、筋量を減らさないことも重要だ」とコメントし、開幕後も今のトレーニングを継続する意向を示している
昨シーズンは、5月下旬に一軍に昇格し、初登板から16試合連続無失点を記録
最終的には35試合で17ホールド、2セーブ、防御率1.29という素晴らしい成績を収め、広島のブルペンには欠かせない存在となった
「非常に良い春を過ごしている
いつシーズンが始まっても問題ないよ」と語るハーン
NPBでは30人以上が160キロを超えている中で、左腕としてはエスコバー選手(当時DeNA)の記録である163キロを超える可能性がある
シーズンを通じて安定感を保つことができれば、自らの価値をさらに高めるシーズンになるだろう
ハーン投手の肉体改造およびトレーニング内容は、彼のプロとしての真剣さを表しています。特に、ウエイトトレーニングや体脂肪率を意識した取り組みは、アスリートとしての意識の高さを伝えます。彼が目指す100マイル突破は、技術的な面でも重要ですが、それ以上に身体の状態を保つための戦略が求められるシーズンとなるでしょう。
キーワード解説
- ハーンとは?広島カープに所属するアメリカ出身のプロ野球選手で、投手として登板している。
- 直球とは?投手が投げる球種の一つで、回転が少なく真っ直ぐの軌道で速球を投げることが特徴です。
- ウエイトトレーニングとは?筋力を増強するためのトレーニングで、主に自重やダンベル、バーベルを用いて行います。
- ホールドとは?リリーフ投手がゲームをリードした状態で登板し、勝利を守るために成功した投球を行うことです。