昨シーズンの終盤に急激な失速を経験した広島東洋カープは、「変革」をテーマに新たなシーズンに挑む準備を整えている
しかし、亮況は期待と不安が入り混じる複雑な状況だ
昨シーズンの広島は得点力不足に悩まされ、チーム打率および本塁打数はリーグ最下位という結果に終わった
さらに、チームの中で唯一、2桁の本塁打を記録した坂倉将吾が不在となっている
オープン戦でもチーム打率は.218で12球団中10位、得点も合計34で同時に最下位を記録
特に、1試合あたりの平均得点が1点台にとどまっているのは改善の余地を残している
この得点力不足の解消に貢献が期待されるのが、新外国人選手のエレフリス・モンテロとサンドロ・ファビアンだ
特にモンテロは、オープン戦で打率.333、2本塁打、3打点を記録し、OPS(オン-base plus slugging)も.934と素晴らしい成績を収めている
OPSは出塁率と長打率を足した指標で、高い数値は攻撃力の高さを示す
新井貴浩監督も、モンテロを開幕4番に配置することを決定している
一方、ファビアンはオープン戦での調子が悪く、ロッテ戦までの9試合で打率は僅か.080であった
その原因は、アメリカ時代と違う投球スタイルに適応できていないことにあった
特に変化球主体の配球に対してうまく対処できていなかったが、朝山東洋打撃コーチからの助言が転機となった
過去の映像を見返し、自信を取り戻し始めたファビアンは、オープン戦の最終戦までに打率.267、2本塁打、4打点を記録した
それによって、開幕を控えて自信を再獲得しつつある
この新外国人選手の活躍が、広島の今シーズンにおける得点力向上につながることが期待される
開幕戦に向けて、ファンの期待も高まっている
広島の新外国人選手たちの活躍が、今シーズンの得点力向上に大きく影響すると期待されている。特にモンテロはオープン戦での好成績から、開幕を迎えるにあたりファンの注目を集めている。ファビアンも復調の兆しを見せ、チームに新たな風を吹かせる可能性がある。
ネットの反応
広島のファンからは、新外国人選手であるモンテロとファビアンに対する期待と不安が交錯しているコメントが多く寄せられています
特に、 モンテロとファビアンに得点力向上のツートップとしてプレッシャーをかける一方で、彼らが実際に日本の野球にフィットするのかどうか心配する声も上がっています
最近の広島は得点力不足に悩まされており、外国人選手頼みの戦略に対する疑問が示されています
ファンの一部は、若手選手にも経験を積ませることが重要だと主張し、若手の育成がなければチームの将来が危ぶまれると指摘しました
また、コメントには新井監督の起用法や打順に関する見解も含まれており、ファン同士の戦略についての意見も活発に交わされています
外国人選手の力を借りることは依然として重要とされ、ファンは彼らが実力を発揮できるかどうかを注視しています
期待の一方で、過度な信頼は禁物だという意見も多く、成績に対しての厳しい視線も持たれています
全体としては、開幕に向けての高揚感と共に、選手たちのパフォーマンスがどのように展開されるか、ファンの期待と不安が交じり合っています
ネットコメントを一部抜粋
外国人選手は本来当たればラッキーの宝くじ。
いよいよ、開幕の日を迎えたなぁ。
モンテロ、ファビアン、堂林に期待。
助っ人二人には本当に頑張って欲しいもんです。
毎年毎年得点力不足という課題を解決できずに外国人選手頼みってどうなんだろうか。
キーワード解説
- エレフリス・モンテロとは? 日本に来たばかりの新外国人選手で、オープン戦での好成績を収め、開幕4番に期待されている。
- サンドロ・ファビアンとは? アメリカでの成績が期待されている新外国人選手だが、オープン戦では調子を崩していた。
- OPSとは? 出塁率と長打率を足した数字で、攻撃力の指標として使われる。