これにより、菅野は日本人選手の中で最高齢でのメジャーデビューとなった
試合が始まると、先発の菅野は初回から緊張感を持ってマウンドに立った
先頭打者のビシェットに対し、力が入った影響で直球がボールとなり、四球を与えてしまった
次に対峙したゲレロからは、左翼への大飛球を放たれたものの、フェンス手前で捕球し、メジャー初のアウトを記録した
しかし、その後ヒメネスに二塁打を浴び、再びピンチを迎えた
続いてスプリンガーには中前適時打を許し、逆転を許してしまったが、ワグナーを空振り三振に打ち取ることで追加点を与えることはなかった
試合前から、オリオールズの公式SNSでは「菅野智之がマウンドに上がる!」と日本語で発信されるなど、菅野への期待は高まっていた
彼は登板の2日前にブルージェイズ打線に関して、「打者たちは少しずつコンタクトしてきている
ただ、打たれるのは甘い球が多い」と分析しつつ、「無駄なフォアボールや進塁には十分注意すれば大丈夫」と決意を新たにしていた
菅野は昨季終了後に海外FA権を行使し、巨人からオリオールズへの契約を締結した
その契約は、1年1300万ドル(約20億円)で、メジャー移籍を目指していたが、コロナ禍の影響で市場が停滞し、残留を余儀なくされた過去もあった
しかし、35歳にして新たな挑戦を決意した菅野は、「野球で勝負していくんだという強い決意しかない
決断は全然難しくなかった」とコメントし、オープン戦では5試合に登板し、4試合無失点、2勝1敗、防御率3.00という成績を残し、開幕戦への出場を果たした
菅野智之投手のメジャーデビューは、選手としてのキャリアにおいて大きな節目となります。35歳でのデビューは、日本人選手にとって特別な意味を持ち、若手の選手たちにとっても励みになるでしょう。菅野の勇気ある挑戦が多くのファンに希望を与えることを期待しています。
ネットの反応
菅野智之投手が待望のメジャーデビューを果たしましたが、初回に2安打2失点という結果に対するコメントが多く寄せられています
多くのファンが彼に対して期待を寄せてはいますが、初回の緊張から制球が乱れたことを不安視する声も見られました
ただし、その後は落ち着きを取り戻し、2回3回には安定した投球を披露したと評価されています
菅野選手の直面している「ムエンゴ病」や、「アメリカでのフォームの維持」の重要性について言及するコメントも多く、彼の課題や今後の戦略が関心を集めています
さらに、彼がメジャーで通用するかどうかについて疑問を持つ声もありましたが、応援する気持ちを強く表現するファンも多いです
菅野選手はファンの期待に応えるべく、今後の試合でも力を発揮してほしいとの願いが込められています
このように、ファンたちのコメントは彼の成長を期待しつつも、現実的な視点を持つものが多い印象です
ネットコメントを一部抜粋
菅野投手!
頑張って欲しいな。その後どうなったのか。
だーはっはっはwww衰え始めた菅野くんはメジャーでは通用しませんでしたwww
頑張れー。
初回の失点は相手チームを乗せてしまうので、良くないでしたね。
キーワード解説
- メジャーデビューとは?メジャーリーグベースボール(MLB)は、アメリカのプロ野球リーグで、世界中から多くの才能ある選手が集まります。メジャーデビューは、選手がこの厳しい環境で初めて試合に出場することを意味します。
- 海外FA権とは?海外フリーエージェント権は、選手が他の国のリーグと契約を結ぶことを可能にする権利であり、日本のプロ野球選手が海外に移籍する際に用いられます。
- ポスティングシステムとは?ポスティングシステムは、日本のプロ野球選手が海外のリーグでプレーする際に使用される制度で、選手の権利と所属チームの利益を保護する仕組みです。