1−1で迎えた7回、先頭で左翼線二塁打を放った中田の代走として出場した上林選手は、村松選手の初球バントが投手正面へ転がる形となり、一触即発の状況が生まれた
すぐに送られた三塁への送球は、完全にアウトのタイミングだった
しかし、上林選手は驚異的なヘッドスライディングを決行し、ノータッチでセーフと判断された
これに対し、巨人の阿部監督はリクエストを行ったが、タッチの寸前で右手を引っ込めてかわし、左手でベースに達する様子が映し出された
その後、木下選手のセーフティースクイズにより、上林選手はさっそく決勝のホームへ
試合後、上林選手は「足から行ったら絶対アウトだと思った
手から行って何が起こるか考えました」と、冷静さを保ちながら振り返った
右手を引いた動作は、その瞬間のとっさの反応だったと語り、過去のソフトバンク時代に一塁へ戻る練習での経験が活きたと明かした
「頭がいいからできたのかもしれない」と少しだけ笑った上林選手だが、バントの打球の方向や強さを考慮しながら、冷静にプレー判断を下していた
上林選手の“神スライディング”は、冷静な判断力と瞬発力が求められる華麗なプレーでした。特に、試合の重要な局面で見せたその技術は、単なる身体能力の高さだけでなく、判断力や経験が深く関わっていることを示しています。プロ野球選手にとって、瞬時の判断が勝敗を分けることを改めて感じさせる、一瞬の出来事でした。
ネットの反応
野球ファンのコメントでは、上林誠知選手の神スライディングが絶賛されています
多くの人が彼のセンスや判断力を称え、特にプロの技術や野球における大事な瞬間の対応力に注目しています
「上林の神走塁は素晴らしい」とのコメントが見られ、彼の活躍によって試合が盛り上がったとの意見が支配的です
一方で、村松選手に対するコメントも多く、彼のバントミスや走塁の判断についての心配が寄せられています
村松選手に対しては「もう少し頭を使ってプレイしてほしい」といった意見があり、彼のプレーに関する期待や不安が同時に表現されています
上林選手の成績や健康状態にも言及し、これからの彼の活躍に期待する声が聞かれます
また、ホークス時代の選手たちが新たなチームで成功していることに喜びを感じているファンもおり、「ホークスから出た選手は調子が良い」とのお声も見受けられます
試合の戦略や選手の起用についても議論が交わされており、ファンはチームの勝利を強く願っています
このように、選手の技術や判断に対する評価が多様で、観戦したファンたちが試合から学び、自身の考えを深めている様子が伺えます
ネットコメントを一部抜粋
上林はやっぱり野球センスがハンパない。
ホークスファンからすると「バヤシにこんな必死さがあったとは!?」(失礼)
超絶プレイでした。ドラゴンズに引退するまで活躍して欲しいですね!
この技は素晴らしいですね!まさにプロの判断と技術。
生まれ持ったセンスもあるんだろうな、怪我さえ無ければ今年は結構成績残しそうで楽しみ。
キーワード解説
- 神スライディングとは?:野球において選手が塁に安全に到達するために行うスライディングの一種で、特に難易度が高いとされるプレーのことを指します。
- ヘッドスライディングとは?:選手が前に倒れ込みながら頭から滑り込むスライディングで、相手選手との接触を避けながらベースを奪取するための技術です。
- リクエストとは?:野球の試合において、チームが審判の判定をビデオで再確認することを要請するプロセスです。これにより、誤審を減少させる目的があります。