溜口はもともとヤクルトファンであり、2005年から2011年まで神宮球場でボールボーイとして働いていた経験があります
彼は思い出のユニホームをまとい、マウンドに上がりました
この日に彼の相方、塚本直毅が捕手役を務め、大きく振りかぶった溜口の1球は見事にノーバウンドでミットに収まりました
大役を果たした彼は、「昔はボールを拾うことしか許されなかったので、感慨深い」とほほえみながら、「このマウンドから投げることが夢でした」と語りました
夢を実現させたのは、今年2月に亡くなった球団マスコット「つば九郎」によるもので、フジテレビ系の番組「超・つば九郎タイムス」での共演がきっかけでした
溜口は「つば九郎さんの番組で、『いつかは神宮で始球式がしたい』と話していた
この1球はつば九郎さんの思いも乗せて、ズバッと投げました」と感謝の気持ちを表しました
この日の試合は、開幕から3連敗と苦しいスタートを切ったヤクルトでしたが、溜口は「下馬評を覆して優勝するのがスワローズ
いいフリができて最高のオチに向かっています」と笑いを交えて激励しました
また、試合前には東海大高輪台のマーチングバンドがパフォーマンスを披露し、球団の応援歌を演奏した際には「2896(つば九郎)」という人文字を作り、スタンドを盛り上げました
この日はプロ野球ファンにとって特別なイベントが盛りだくさんでした。溜口の始球式は、彼自身の夢達成であっただけでなく、ファンにとっても思い出に残る瞬間となりました。球団のマスコットとの関係も感じられ、感動的でした。
キーワード解説
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