岩崎選手は広島県出身で、幼い頃に父と訪れたマツダスタジアムで、同校OBの西川龍馬選手(オリックス)に憧れを抱くようになりました
岩崎選手の父、克彦さんは広島東洋カープの熱心なファンで、彼を野球に引き込む大きな愛情を注ぎました
しかし、克彦さんは岩崎選手が小学3年の時に膵臓がんという病に罹り、わずか42歳でこの世を去ります
父が子供たちに「好きなことをさせてやってくれ」と言い残したことが、岩崎選手の母、育栄さんの背中を押し、彼は志望校の敦賀気比に進学
野球への熱意と父の思いを背負った岩崎選手は、中学時代よりコツコツと振り込んできた成果を感じる毎日です
ばんそうこうが支える心の絆
岩崎選手の練習を支えているのが「キズパワーパッド」と呼ばれるばんそうこうですこの商品は、痛みを軽減し、傷の治癒を促進させるために開発されました
母は息子の手のひらに絶えないマメを心配し、彼が練習に専念できるよう、常にその準備をしていました
高校に進学する際、育栄さんは「キズパワーパッド、いつでも送るよ」と励まし、岩崎選手はそれをエネルギー源としながら、練習を続ける姿勢を貫いています
試合に臨む心構え
センバツ初戦、岩崎選手は母の言葉を思い出しつつ、先制適時打を放ち、その瞬間に父への感謝の気持ちを込めました「恥ずかしくて手は合わせられなかったけど、心の中で『ありがとう』と伝えました」と振り返ります
「冬場の振り込みでスイングが鋭くなった」と話す彼は、さらなる進化を遂げ、夏の甲子園での恩返しを誓うのでした
この物語から、岩崎選手が青年期に直面する逆境を乗り越え、親の教えを胸に成長し続ける姿を見ることができます。特に、母の愛情と父の願いが彼のプレーにどれほどの影響を与えているかは感動的です。スポーツにおける家族の絆の力は、選手にとって大きな支えとなります。
キーワード解説
- ばんそうこうとは?:ばんそうこうは、傷を保護して治癒を助けるための絆創膏で、特にキズパワーパッドは傷の回復を早める成分が含まれ、痛みを軽減してくれます。