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敦賀気比の岩崎選手、亡き父の教えを胸に大舞台での活躍を誓う

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◇ばんそうこうが絆のパワーを支える 導いた亡き父、支援の母への恩返し 第97回選抜高校野球大会が開催される中、敦賀気比(福井県)の岩崎莉久外野手(3年)は、自身の野球人生を支えてくれた亡き父への感謝を根底に置き、大舞台での活躍を球場に響かせました

岩崎選手は広島県出身で、幼い頃に父と訪れたマツダスタジアムで、同校OBの西川龍馬選手(オリックス)に憧れを抱くようになりました

岩崎選手の父、克彦さんは広島東洋カープの熱心なファンで、彼を野球に引き込む大きな愛情を注ぎました

しかし、克彦さんは岩崎選手が小学3年の時に膵臓がんという病に罹り、わずか42歳でこの世を去ります

父が子供たちに「好きなことをさせてやってくれ」と言い残したことが、岩崎選手の母、育栄さんの背中を押し、彼は志望校の敦賀気比に進学

野球への熱意と父の思いを背負った岩崎選手は、中学時代よりコツコツと振り込んできた成果を感じる毎日です

ばんそうこうが支える心の絆

岩崎選手の練習を支えているのが「キズパワーパッド」と呼ばれるばんそうこうです

この商品は、痛みを軽減し、傷の治癒を促進させるために開発されました

母は息子の手のひらに絶えないマメを心配し、彼が練習に専念できるよう、常にその準備をしていました

高校に進学する際、育栄さんは「キズパワーパッド、いつでも送るよ」と励まし、岩崎選手はそれをエネルギー源としながら、練習を続ける姿勢を貫いています

試合に臨む心構え

センバツ初戦、岩崎選手は母の言葉を思い出しつつ、先制適時打を放ち、その瞬間に父への感謝の気持ちを込めました

「恥ずかしくて手は合わせられなかったけど、心の中で『ありがとう』と伝えました」と振り返ります

「冬場の振り込みでスイングが鋭くなった」と話す彼は、さらなる進化を遂げ、夏の甲子園での恩返しを誓うのでした

この物語から、岩崎選手が青年期に直面する逆境を乗り越え、親の教えを胸に成長し続ける姿を見ることができます。特に、母の愛情と父の願いが彼のプレーにどれほどの影響を与えているかは感動的です。スポーツにおける家族の絆の力は、選手にとって大きな支えとなります。
キーワード解説

  • ばんそうこうとは?:ばんそうこうは、傷を保護して治癒を助けるための絆創膏で、特にキズパワーパッドは傷の回復を早める成分が含まれ、痛みを軽減してくれます。

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