中日と巨人戦、効率的な得点か反省すべき併殺打か

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
◇渋谷真コラム・龍の背に乗って◇3日、中日が巨人に3-5で敗戦した(バンテリンドームナゴヤ)

試合は両チームともに犠飛と併殺打が各6つずつという特異な展開となった

フライとゴロが混在する形となり、果たして効率的なゲーム運びだったのか、それとも反省すべき要素が残されたのか、判断が難しい試合であった

この試合、巨人のリリーフ投手は大勢とマルティネスが登場し、強力な継投策が展開された

中日は5回裏、1死満塁の大チャンスを迎えるも、細川選手がスライダーを引っかけてしまい、三ゴロの併殺打に終わった

さらに6回には村松選手の左前打で盛り返しを試みるも、1死一、二塁で木下選手がまたしても二ゴロの併殺打を喫し、得点機を生かせなかった

後半には7回に細川選手の犠飛が見られたものの、その後の打者が中飛に倒れ、得点の後が続かない展開が続いた

開幕からの6試合において中日は本塁打が出ておらず、複数得点を挙げたイニングもない

特に得点圏では47打数7安打と、打率で言うとわずか1割4分7厘という低迷状態だ

この「いつも通りにやるべき」という教訓を伝えたのが元プロ野球選手の福留孝介氏である

彼は「チャンスになればなるほど、狙い球が一切ないように見えます

全ての球にがむしゃらに食らいつく

それではダメです」と語った

福留氏は通算打率2割8分6厘を記録し、得点圏では2割8分8厘で524安打を打ったが、一方で3百87三振を奪われた経験がある

彼の言葉には「狙った球が来たら、どんなことをしても100%打つ」という覚悟が込められている

この試合を受けて、中日は今後、チャンスを得た際に冷静さを保つことが求められている

この試合は、チャンスを生かせなかった中日の打撃陣の問題を浮き彫りにしました。一方で、巨人の継投策が功を奏し、勝利を掴む形となりました。今後、中日は得点圏での冷静さや狙い球を絞る力を養うことが必要でしょう。
ネットの反応

中日ドラゴンズのファンからは、最近の試合における打撃力の低下に対し厳しい意見が相次いでいます

特に、本塁打がなく、得点圏での打撃が振るわないことが指摘されています

福留選手が活躍していた黄金期には、荒木選手や井端選手が得点圏打率が高く、相手投手にとって脅威であったことを回顧し、今のチームとの違いを嘆く声が聞かれます

また、選手の打撃の質に対しても懸念の声が上がっており、具体的な場面での悪い結果について、ファンは「予想通りの最悪な結果だった」と厳しいコメントを寄せています

さらには、選手たちが「自分で考える力」を欠いているという意見や、練習量が不足しているといった分析も見受けられます

今の選手たちが“勝負強さ”を欠いており、毎回最低限のプレーしかできていないとの指摘もあります

この状況を打破するために、ファンは選手たちがもっと意識を持ってプレーし、打撃の“つなぎ”を大切にすることを望んでいます

全般的にファンは中日の現在の戦力に対してあきらめ感も含めた複雑な思いを抱いていると言えます

ネットコメントを一部抜粋

  • 1アウト満塁の場面で最悪の想定どおりの結果になってしまった。
  • 黄金期には打率が低くても、得点圏ではしっかり打てていたのにな。
  • 打撃が乏しく、犠牲フライなどでしか得点できていない現状が嘆かれている。
  • 選手たちがかつてのような“勝負強さ”を取り戻さない限り、苦しい状況は続く。
  • 準備不足な選手たちが結果を求めすぎて、打席で混乱しているように感じる。
キーワード解説

  • 併殺打とは?:併殺打は、1回の打席で同時に2人のランナーがアウトになることを指します。これにより、得点の可能性が一気に失われるため、攻撃側にとっては非常に痛手となります。
  • 得点圏とは?:得点圏とは、得点を挙げやすい位置に選手がいる状況を意味します。主に1塁と3塁にランナーがいる時が該当し、攻撃側はこのチャンスを活かすことが求められます。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。