この好調は、昨秋から取り組んできた「ファーストストライクスイング率」の向上によるものである
橋上秀樹作戦戦略コーチ兼スコアラー(59)は、この数値の改善を「第1段階」と位置づけており、チームの選手たちに「Gを読む」という意識改革を促している
ピッチャーの初球を狙う重要性
具体的には、3日の中日戦でのシーンが象徴的だ先頭打者のキャベッジは初球の外角直球を逃さず中前へと運び、続く吉川はカウントが不利な状況から犠飛を決めた
これらのプレイは浅いカウントで勝負を決めた例であり、打者たちが積極的に初球を捉えている姿勢が見受けられる
実際、今シーズンのファーストストライクスイング率は57・7%を記録しており、昨年のプレーオフでは1割7分および45・1%と比較すると、大幅に改善されていることがわかる
橋上コーチはこれを「積極性の改善」とし、実戦練習やミーティングを通じて選手に初球打ちを徹底させてきたという
選手の自己学習を促す取り組み
選手たちには対外試合を迎えるにあたり「野球ノート」の持参が推奨され、各選手が自ら相手投手のデータを蓄積しているソフトバンク時代にデータ管理を行ってきた甲斐選手は、「聞くだけでは覚えきれない部分もあるため、自分で書いて目を通すのが大切だ」と話している
さらなる成長への期待
ただし、橋上コーチは「まだ第1段階」と強調しており、今後は配球を読む能力や狙い球を絞る指導へと進む必要があるとの見解を示している彼は「最低でも各チームとの対戦を一巡するまでデータの収集が必要」とも述べており、チームの真の実力を引き出すための先も見据えている
これからも好調な巨人打線がどのように成長を続けるのか、多くのファンがその行方を注目している
巨人の打線が好調である理由は、選手たちの意識改革によるものです。特に初球に対して積極的にスイングする姿勢が、チーム打率の向上につながっています。これからも更なる成長が期待されるため、選手たちの今後のプレーにも注目です。
ネットの反応
今シーズンの巨人は、チーム打率が高いものの得点圏での成績に対する懸念が多くのファンから寄せられています
特に、ヤクルト戦では打率を向上させたものの、阪神戦では得点が伸び悩むなど、一貫性に欠ける印象を与えています
コメントの中には、「得点圏打率はどうなのか?」という疑問を呈する声もあり、例えヒットが打てても、得点に結びつかなければ意味がないとしています
ファンはチームの打撃戦略についても触れ、強振だけで点を取る作戦は限界があると指摘します
また、選手のメンタル面や相手投手の配球を読み取る能力の向上が、得点圏打率の改善につながるのではないかという意見も見受けられました
さらには、昨年と同様に高い打率を残しているものの、得点につながらない現状に対して「貧打のイメージが消えない」とのコメントも見られ、得点力の重要性が強調されています
さらに、チームの早打ちが問題視される中、「早打ち戦略が効果的な時とそうでない時がある」といった意見もあり、阪神戦ではその戦略が裏目に出たとされます
選手の顔ぶれや戦略の見直しが望まれており、特に「得点圏の課題をどう克服するか」が今後の鍵となるでしょう
最後に、「たかが3カード9試合くらいで何言っているのか」という意見もあり、成績を冷静に見つめる姿勢が求められています
ネットコメントを一部抜粋
で、得点圏打率はどうなの?
ヒットは出てるけど、肝心な時にタイムリーが出てないから、そんなに打って得点してる感じはしない。
得点圏打率向上の為の打者のメンタル面や相手投手の配球の読み方なども改善できるといいなあ。
打率が良くても得点圏はどうなのかな?ヒットが出ても最後返すことが出来なければ意味がない。
なんぼヒット打ってチャンスを作っても点を取らないと勝てません。
キーワード解説
- ファーストストライクスイング率とは?:選手が投手の初球に対してスイングする割合のこと。これが高いほど、選手は早い段階で勝負をかける姿勢を持っていると言える。
- 打線とは?:野球において、攻撃を行う選手全体を指す言葉で、通常は1番から9番までの打順で構成される。
- 意識改革とは?:ある事柄に対する考え方や認識を新しくすること。今回は選手たちが初球を積極的に狙う姿勢を持つ変化を指している。