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ソフトバンク・山下恭吾内野手が打撃スタイルを改革しつつある中での成長

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ソフトバンク・山下恭吾、打撃スタイルを進化させるための努力

ソフトバンクの育成3年目、山下恭吾内野手(20)は、次第に“くせ者化”を進める選手として注目を集めている

彼は長打力に頼るのではなく、単打や四球で出塁し、相手投手を嫌がらせる打撃スタイルの確立を目指している

これは、牧原大成内野手(32)との自主練習を通じて学んだことが大きな要因だ

食事の改善にも取り組み、体調の変化を実感している山下は、さらなるアピールを続けている

山下の最近の試合、香川との3軍交流戦ではスタメンでの出場を果たし、3四球を記録するとともに、しぶとく遊撃への内野安打も放った

「僕には長打でなく出塁率が求められていると思う

そこを意識し始めてから、バッティングの内容が少し変わってきた」ときっぱりと語る彼からは、進化の兆しが感じられる

2軍戦での出塁率は昨シーズンの10試合出場時は・500、今季は6試合で・400という高水準を維持している

打席で追い込まれても「何とか3―2に持っていく」と、投手との駆け引きにしぶとく食らいつく姿勢は、元巨人の名選手、元木大介氏に似た“くせ者”ぶりだ

1月からの自主トレで、育成から這い上がった師匠から「量をやらないと質は求められない」との教えを受け、日々バットを振ることに専念している山下は、宮崎春季キャンプでもA組の紅白戦に出場し、存在感を示した

また、守備においても動きに切れが見られ、食事の改善が効果を上げている

体脂肪率は20%から13%に減少し、「気持ちよく動けている」と好循環を生んでいる

ウエスタン・リーグでは二塁と三塁でともに無失策を維持している

現在、山下は育成3年目を「勝負の年」と自覚し、手応えを感じている

「打撃はしつこく、守備は消極的なミスをなくしていければ

くせ者っぷりに磨きをかけて道を切り開いていく」と、今後の活躍に期待がかかる

山下 恭吾
2004年(平16)7月7日生まれ、福岡県出身

福岡大大濠で活躍の後、22年育成ドラフト2位でソフトバンク入団

背番号159、ニックネームは「やまちゃん」

身長1メートル75センチ、体重78キロ、右投げ右打ち

山下恭吾選手の取り組みは、若手選手が競争の厳しいプロ野球で生き残るために非常に重要です。彼が自分のスタイルを見つけ出し、打撃や守備の改善に努める姿は、他の若手選手にとっても良い見本となりえるでしょう。
キーワード解説

  • 育成ドラフトとは?:プロ野球チームが若手選手を育成目的で指名するドラフトのことで、選手の潜在能力を引き出すために特別な支援が行われる。
  • 出塁率とは?:選手が打席に立った時の出塁回数を打席数で割った比率で、打撃能力の指標の一つとされ、四球や内野安打なども含む。
  • 体脂肪率とは?:体重に対する脂肪の割合を示す値で、運動選手にとっては重要な健康指標であり、体のコンディションを知るために役立つ。

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