日大・市川祐投手が完封勝利、春季リーグ開幕を飾る

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◆東都大学野球▽第1週第1日 日大2―国学院大(7日・神宮)春季リーグ戦が華々しく開幕し、日大のエース右腕・市川祐投手(4年=関東第一)が国学院大を相手に見事なマダックスを達成しました

マダックスとは、投球数を100球未満に抑えて完封勝利を収めることを指し、その実現は投手にとって大きな偉業です

日大はこの試合で、相手の強打を抑え、2-0で勝利

市川投手は185センチの長身から投じるスプリットを駆使し、独特な軌道で打者を翻弄しました

ストレートの球速は140キロ前後ですが、わずか96球で5安打無四球という素晴らしい成績を収めています

「落ち球やカットボールなどを、どのコースにも投げることができた」と市川投手自身も試合を振り返りました

一方、5連覇を目指す青学大は同日、中大の伊藤櫂人三塁手(3年=大阪桐蔭)に決勝2ランを浴び、黒星スタートとなりました

また、東洋大はドラフト上位候補である最速154キロを誇る右腕・島田舜也投手(4年=木更津総合)が登板しましたが、3回4失点でKOされ、亜大に敗れました

市川投手の投球スタイルには、ヤクルトの橿淵スカウト育成グループデスクも注目

彼は「腕の出どころが見にくく、真っすぐと同じ軌道で変化球が来るので対応が難しい」と語っており、変化球の使い方が非常に巧妙であることが評価されています

市川投手は、日大から21年ドラフト3位で巨人に入団した赤星優志選手を憧れの先輩としており、彼の存在が技術向上に影響を与えていると考えられます

今後も彼の成長に注目が集まります

今回の試合で日大の市川祐投手が完封勝利を収めたことは、チームにとって重要なスタートを切るものとなりました。市川投手の技術やスタイルには、多くの選手やスカウトが注目しており、今後の活躍が期待されます。この春季リーグでの彼のパフォーマンスには、特に目を離せません。
キーワード解説

  • マダックスとは?:投球数を100球未満に抑えて完封勝利を収めること。
  • スプリットとは?:ボールが投げられた後、急激に落ちる変化球の一種で、打者がミスショットしやすくなる。
  • カットボールとは?:微妙に横に変化するストレートの一種で、打者のバットの芯を外すために使われる。
  • ツーシームとは?:ボールに回転を加え、直球のように見えるが徐々に沈んでいく変化球。

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