この試合で注目を浴びたのは、今秋のプロドラフト候補として名高い山城京平投手（４年・興南）で、彼は自己最速タイとなる151キロの直球をマークしました
山城投手は試合の中で、そのポテンシャルの高さを見せつけました
彼は4回途中で3失点を許しましたが、特に初回には1死から今秋ドラフト候補である花田旭外野手（４年・大阪桐蔭）を151キロのストレートで中飛に打ち取るなど、直球の力強さを印象づけました
序盤の3回までは無失点に抑えましたが、四回では四球を出した後に2本の適時打を許し、3回2／3で降板する結果となりました
試合後、山城投手は「少し引っかける部分があって修正がきかなかった」と反省の弁を述べつつも、「良い意味で捉えれば、次に生かせる
直球自体はすごい良かった」と手応えを語りました
彼の直球は高い出力を誇る貴重な武器であり、阪神の吉野スカウトも「大学時代の高橋に似ている」とその質を高く評価しました
また、試合は延長十回のタイブレークに突入し、山城選手のチームメートである芹沢優仁内野手（4年・土浦日大）が満塁ホームランを放ち、亜大の勝利を決定づけました
試合を通じて「今日は野手がつないでくれた勝利」と語る山城投手は、今後の試合では自身がチームを導くことを誓いました
山城京平（やましろ・きょうへい）選手は2003年9月20日生まれの21歳で、沖縄県出身
身長174センチ、体重71キロの左投げ左打ち選手です
彼は小学2年から高嶺クラブで野球を始め、高嶺中学では軟式野球部に所属し、興南高校では1年秋からベンチ入り、亜大でも1年春からその才能を発揮しています
また、50メートル走のタイムは6秒3、遠投は110メートルに達します
今回の試合では、山城選手の直球の威力と成長の瞬間を強く感じました。彼の課題に対して素直に反省し、次に生かそうとする姿勢は、今後の活躍に期待を抱かせます。また、チーム全体がしっかりつないで勝利を収めたことから、仲間との連携や打撃力も光った試合であったと言えるでしょう。
キーワード解説
- 直球とは？直球は、投手が投げるボールの中で最もスピードが速く、ストレートな軌道で進むボールを指します。通常は速球とされ、バッターにとって打ち取りにくい球種の一つです。
- ドラフトとは？ドラフトは、プロ野球チームが将来の選手を指名する制度で、新人選手を獲得するための重要なイベントです。各チームは自チームに必要な選手を選ぶ権利を持ち、選手たちはそのチームに入団することになります。
