ウルフドッグス名古屋、広島サンダーズに勝利しセミファイナル進出に王手

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2024-25 大同生命SV.LEAGUE MEN クォーターファイナルが愛知のエントリオで行われ、ウルフドッグス名古屋(RS3位)が広島サンダーズ(RS6位)を3-1で下した

今回の試合は2戦先勝方式の短期決戦で、WD名古屋はセミファイナル進出へ本日1勝目を挙げた

コンディション面での不安を抱える選手もいる中、WD名古屋の多様な攻撃戦略が試合を支配する要因となった

ミドルブロッカーに本職オポジットのリヴァンを起用

試合中、名古屋は戦術的に柔軟性を持たせるため、本職がオポジットであるリヴァン・ヌルムルキをミドルブロッカーに起用する大胆な決定をした

リヴァンは、昨シーズンの対東京GB戦以来、ミドルブロッカーとして現場に立つこととなった

この判断は選手たちにさらなる攻撃のバリエーションをもたらした

試合のハイライトは、深津英臣のセッターとしての巧妙なフォーメーションにより、ニミル・アブデルアジズへのクイックトスが成功したシーンだ

クイックは、セッターが速くボールを上げてミドルブロッカーが空中で攻撃を行うプレーで、守備側のブロックをかわす戦略的な手法である

ミドルブロッカー陣にはアクシデントが相次ぐ中、今回はリヴァンがアタック決定率70%という素晴らしい成果を上げ、試合を通じて彼のパフォーマンスがチームに貢献した

深津は、「サイドアウトの際にクイックを打つ練習はしていますが、状況に応じたトスのスピードや選手間の連携は練習していなかった」と語り、これからの準備と改善へ意欲を見せた

さらに、チームの精神的支柱として深津は、「監督が常に、成長し続けることが重要だと言っているので、我々の思いも同じだ」と語り、選手たちが今後のシーズンを見越した成長を目指していることが伺える

ウルフドッグス名古屋が広島サンダーズに勝利した試合は、選手たちの状況に応じた柔軟な戦術が際立っていました。ミドルブロッカーに本職オポジットのリヴァンを起用することで、新たな攻撃パターンを生み出しました。これからのセミファイナル進出に向けた期待が高まります。
キーワード解説

  • クイックとは?:クイックは、セッターがボールを早く上げて、ミドルブロッカーがすぐにジャンプして攻撃する戦術のことで、相手のブロックをかわすために有効です。
  • アタック決定率とは?:アタック決定率は、選手が攻撃で成功した回数の割合を示す指標です。この数値が高いほど、その選手の攻撃技術が優れていることを意味します。
  • セッターとは?:セッターはバレーボールのポジションの一つで、攻撃を組み立てる役目を果たします。パスを正確に行う能力が非常に重要です。

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