ロッテが2024年にチーム盗塁成功率.821を達成、パ・リーグ歴代最高記録を塗り替える

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ロッテ、2024年にチーム盗塁成功率.821を達成…過去20年でリーグ最高記録を更新

ロッテは2024年、チーム盗塁成功率が.821という驚異的な数字を記録した

この成功率はパシフィック・リーグにおいて過去20年間で最も高いものであり、リーグトップに立っている

成功した盗塁の数は64とやや控えめだが、失敗数は14にとどまっており、チーム全体での盗塁が非常に効率的であることを示している

今回はこの「失敗しないチーム」の盗塁技術について詳しく解説する

まず、盗塁の成否にかかわる要素として「盗塁占有率」という指標がある

これは、チーム全体の盗塁企図数の中で、特定の選手がどの程度の割合を占めるかを示すものである

ロッテでは、過去2シーズンにわたって高部瑛斗選手、和田康士朗選手、岡大海選手らが重要な役割を果たしており、2024年にはその5選手が全体の80.8%を占める結果となった

このことは、チームが盗塁を試みる選手を限定している可能性を示唆している

また、投手の球種タイプに応じた盗塁企図の割合を分析すると、ストレートやツーシームなどの直球系投球時には、盗塁を試みる割合がリーグで2番目に低い30.5%を記録している

この傾向は、球速によっても影響を受けていることが明らかで、130キロ以上の速球時には盗塁企図が減少し、129キロ以下の球速で行われる投球時には逆に増加するという結果が出ている

2024年のパ・リーグにおける球速帯別盗塁成功率を見ると、140キロ台が.645、130キロ台が.768、129キロ以下が.782と、遅い球速になるほど成功率が上昇することが分かる

このように、ロッテは盗塁を狙う際に、的確に配球を読んでいることが、歴代屈指の盗塁成功率の背景となっている

盗塁の成否は多くの要素が絡み合っているが、2025年の開幕戦において小川選手が成功させた二塁への盗塁は、ソフトバンクの有原航平投手が投じたフォークボールのタイミングで行ったもので、戦術的な判断力が功を奏した結果とも言える

今年もロッテの「怪盗」たちのプレーから目が離せない

ロッテの2024年の盗塁成功率が.821という歴史的な数字に達したことは、チームの戦略や選手の技術が高まっていることを示しています。特定の選手に盗塁を任せることで成功率を上げている点も興味深く、これからのシーズンがより楽しみになります。特に、遅い球速の投手相手に積極的に盗塁を試みている姿勢は、試合の流れを変えるための重要な戦術となっているのではないでしょうか。
ネットの反応

ロッテが過去20年間でリーグ最高の.821という高い盗塁成功率を記録している理由について、ファンの中からは様々な意見が寄せられました

成功率が高いのは、盗塁を試みる機会が少なく、失敗する確率が低いためではないかとの意見もあります

コメントの中には、戦略コーチの金子氏がサインを出すため、選手が自主的に走る機会を与えられていないことへの不満もありました

選手達の走力が活かされず、攻撃の選択肢が限られているといった指摘も多く、走らないスタイルが好まれていないことが窺えます

また、他球団に比べてロッテの選手たちが積極的に盗塁を狙わないため、試合の中で得点力が上がらないという意見もありました

ネットコメントを一部抜粋

  • マリーンズの野球って走るのが醍醐味だったよね。
  • チームとしての自己満足にしか聞こえないです。
  • 開幕三連戦で高部が3盗決めた時に今年は考え変わったんだと思った。
  • 長打が少ないチームなんだから盗塁数は増やさないと得点力も上がらんでしょ。
  • それだけ配球の読みが的確ならバッティングに活かせないものか。
キーワード解説

  • 盗塁成功率とは?:盗塁成功率は、盗塁の成功回数を盗塁を試みた総回数で割った数字で、チームや選手がどれくらいの割合で盗塁に成功しているかを示す重要な指標です。
  • 盗塁占有率とは?:これは、チーム全体の盗塁企図の中で特定の選手が占める割合を示す指標で、選手の盗塁への貢献度を把握するのに役立ちます。
  • 球速帯別盗塁成功率とは?:異なる球速帯における盗塁の成功率を比較したもので、選手が投手の球速を考慮して盗塁を試みる戦略を理解するのに役立ちます。

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