27日の楽天戦では延長11回の末に今季初のサヨナラ負けを喫した
試合後、小久保裕紀監督は楽天のドラフト1位ルーキー、宗山塁の攻守にわたる活躍を試合のポイントに挙げた
「宗山にやられた感じですね
ビッグルーキーですから
(遊撃の)守備では緒方も(川瀬)晃の打球も手伝って、ベンチからの指示でしょうけど、ポジショニングもかなり前に配置されていて、あんな位置からでないとアウトにならない
相手の方が上でしたね」と素直に相手ルーキーを称賛した
宗山は7回に丘前へのゴロを巧みにさばき、2死三塁のピンチでも再び川瀬晃の打球に素早くアプローチし、難しいバウンドのボールを無駄なく処理した
打撃においても11回無死一塁からこの日3安打目となる左翼線二塁打を放ち、サヨナラのチャンスを作り出した
宗山は4月16日の楽天戦で12球団の新人1号となるプロ初本塁打を記録しており、ソフトバンクも昨年のドラフトで1位入札した「ビッグルーキー」の即戦力としての実力を見せつけられる結果となった
今季はまた、他球団の新人選手のプレーで苦しむ場面が何度か見られた
3月28日のロッテとの開幕戦では、西川史礁の左翼からの素晴らしい返球がヒーローとなり、小久保監督もそのプレーを重視していた
さらに4月10日のオリックス戦でも延長10回2死二塁の場面で、ルーキーの中堅・麦谷祐介の好返球と捕手・若月健矢の連携でタッチアウトにするシーンが刻まれた
打撃力で強さを見せている西武・渡部聖弥にも3試合で12打数5安打と打ち込まれ、ソフトバンクも対策が急務だ
一方、ソフトバンクの新人選手は今季まだ1軍に昇格していない状況で、1位の村上泰斗は高卒で育成に時間をかける方針が採られており、2位の庄子雄大は春季キャンプでの訓練後に2軍に降格した
将来に向けた成長が期待されるものの、他球団の新人たちの躍進はソフトバンクにとって一層際立つ存在となっている
今回の試合で見られたソフトバンクの苦戦は、特に新人選手が他球団に頼り切っていることを示しています。宗山選手をはじめとするルーキーたちの活躍が強調されており、今後の試合ではソフトバンク自身の打破策が期待されるでしょう。
ネットの反応
福岡ソフトバンクホークスの小久保監督が他球団ルーキー・宗山の活躍を称賛したことを受け、ネット上では多くのコメントが寄せられています
特に、ルーキーたちの活躍を羨ましく感じる声が目立ち、ファンからはドラフト戦略や選手育成に対する批判が強まりました
あるコメントでは、過去のドラフトが冴えないままであると指摘され、特にルーキー選手を全く活用できていないと危惧する声が上がっています
さらに、最近のドラフト選手の多くが一軍に定着していないという点も強調され、フロントやスカウト陣への不満が増しています
若手選手の育成に対する期待もある一方、選手起用の問題についても多くの指摘がありました
「過去10年のドラフト1位選手がほとんど戦力になっていない」との厳しい意見も見受けられます
ファンは、若手選手を信頼して使うことが重要であると訴える一方で、将来的な世代交代を意識する必要があるとも強調されています
コメントの中には、「今のホークスは強さを感じられない」との意見もあり、自軍の選手層の薄さが懸念されています
これらのコメントには、他球団のルーキーに対する嫉妬や、自チームの選手を次の世代に向けてどう育成していくかという論点が混在し、ますますファンの議論が活発になりそうです
ネットコメントを一部抜粋
ホークスは将来性とかポジション被りとか気にせず良い選手順にとって行くべき
過去10年遡っても1軍にいるのが育成落ちを経験した佐藤直樹だけ。
今のホークスは強さが感じられない。
宗山はホークスに入ってたら開幕ファームスタート。
欲しかったらF Aまで待って年俸10億で獲得したら良い。
キーワード解説
- ルーキーとは?:プロ野球において、1年目の選手のことを指し、チームの新たな戦力として期待される存在。
- サヨナラ負けとは?:試合が延長戦に入った際、相手チームに勝ち越し点を取られた結果、ゲームが終了することを指す。
- ドラフトとは?:プロ野球チームが選手を選ぶための制度で、選手が全国から各チームに指名される。

