この試合では阪神の先発ピッチャー・才木が6回を投げて6安打を浴び、2四球と4失点を喫し、降板することとなった
打線は佐藤輝が放った9号ソロのみで、拙攻を繰り返し、フラストレーションが募る展開となった
この試合後、藤川球児監督（44）は「今日のゲームに勝つための準備が本当に100％できていたのか」と疑問を投げかけ、選手に対する考え直しを促した
就任1年目の藤川監督は「またチームをつくり直さなければならない」と語り、勝利をつかむための調整がこれからも必要であることを明言した
試合前日、阪神は高卒5年目の選手・高寺をファームへ降格する決断を下した
春の実戦で結果を残して開幕一軍を勝ち取った22歳の選手ではあるが、公式戦では5試合に出場して無安打と苦しんでいた
代わりに、4年目の中川が一軍に合流した
阪神の攻撃力は主力選手が安定した成績を収め、スタメンオーダーが固定されているが、控え選手の成績は芳しくない
代打としての成績は12球団中最下位に位置し、打率1割1分4厘という低い数字を記録している
このことが試合の決定に影響し、敗戦に直結した
藤川監督は、就任直後のキャンプで「僕は判断がものすごく速い
チャンスは一瞬でなくなる」と発言していたが、その言葉通り、チーム内の一、二軍選手の入れ替えが非常に激しい
特に、走塁ミスを犯した島田や代打候補として注目されていた小野寺は、早速ファームへ転落することとなった
また、実績あるベテラン選手たちも例外ではなく、常に厳しい競争が続いている
代打の切り札として長年チームに貢献してきた原口や、セットアッパーとして期待されたゲラも、成績を残せなければ、シーズン中に抹消されるという現実が続いている
藤川監督の厳しく、かつ結果主義のマネジメントが阪神タイガースのチームに与える影響は計り知れない
今後もその姿勢がチームの強化につながるのか注目が集まる
阪神タイガースの藤川監督が、チームの厳しい現状を反省し、新たなチーム作りに着手することが求められています。選手の入れ替えが激しく、特に控え選手の成績がふるわないことが敗戦の一因とされています。プロの厳しさが際立つ今後の展開に期待が寄せられます。
キーワード解説
- 藤川監督とは？ - 阪神タイガースの監督であり、元プロ野球選手。選手としての経験が豊富で、指導にも厳しい姿勢が見える。
- 代打とは？ - 先発メンバーの中で、特定の場面においてピッチャーを交代し、打席に立つ選手のこと。勝負所で活躍が期待されるポジション。
- ファームとは？ - プロ野球チームの二軍のことで、主に若手選手の育成や調整を行う場所。
