投手らしい投手」
そんな賛辞を受けたのは、かつて中日ドラゴンズの監督を務めた落合博満氏が讃えた涌井秀章投手だ
この言葉は、彼が淡々とマウンドに立つ姿勢を称賛したものである
涌井は竜のユニフォームを着て迎える3年目
プロ入りから21年連続で勝利を重ねたこととなる
「昭和の日」の涌井劇場
2025年4月29日、「昭和の日」38歳の涌井は、本拠地バンテリンドームでマウンドに立った
今季は開幕から2軍で調整していたため、この試合が1軍初登板となった
しかし、そのポーカーフェイスは変わらない
首位を走る阪神タイガースの初打者、近本光司をセンターフライに打ち取ると、涌井劇場の幕が上がった
見事な今季初登板
ヒットを許しながらも、涌井は絶妙な間合いと正確なコントロールで連打を許さない冷静にボールを投じ、一球一球に迫力を持たせる
4回表には4番の佐藤輝明にソロホームランを浴びたが、マウンドでの表情は変わらなかった
この1発を除き、2塁を踏まれることはなく、6回を1失点に抑えてリリーフ陣にバトンを渡す
投げた球数は91球で、文句なしの今季初登板と評された
史上4人目の連続勝利記録
彼の好投に応えるように、勝利の女神が涌井に勝ち星をもたらした通算で163勝目を獲得し、ルーキーイヤーから続く毎年の連続勝利数は21年に達した
この記録を持つ選手は、故小山正明氏を含む3人のみで、涌井は金田正一氏を抜いて史上4人目の快挙を成し遂げた
目撃！沖縄ブルペンでの99球
沖縄の春季キャンプでは、涌井の投球練習を目の当たりにした素晴らしいパフォーマンスを受けたこの日、彼はブルペンで続けざまに熱投
日差しが降り注ぐ中、涌井の投球フォームは優雅で、練習は99球で終了
意図的にキリのいい100球ではなかったこの隙間は、シーズン公式戦でのさらなる楽しみを象徴するものである
涌井秀章選手の活躍は、プロ野球界において特に目を引くものだ。21年連続勝利という記録は、彼の技術と努力の賜物であり、プロ選手としての信頼性を示すものだ。若い選手たちにとって、その姿は追い求めるべきモデルであり、今後の試合でもさらなる活躍が期待される。
キーワード解説
- 涌井秀章とは？：中日ドラゴンズに所属するプロ野球選手で、長年にわたりエースとしてチームを支えてきた投手である。
- 連続勝利とは？：プロ野球選手が毎年勝利をあげ続ける記録のことで、選手としての安定性や実力を示すものとして評価される。
- ブルペンとは？：試合中に投手が準備するための場所で、投球練習を行うためのエリアを指す。
