高校野球春季大阪大会、大院大高・長瀬の活躍も実らず履正社に敗戦

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春季大阪大会の5回戦が5日に行われ、大院大高が履正社に延長10回の激闘の末、3-4で敗れ、8強入りを逃しました

昨春の優勝校である大院大高にとって、この結果は非常に悔しいものでした

特に注目されたのは、智弁和歌山から転校した異色の投打二刀流選手、長瀬大来選手(3年)です

長瀬選手は「6番・左翼」で先発出場し、試合を通じてチームの得点に貢献しました

試合中の第2回、2アウト無走者の場面で左前打を放ち、その後には先制点に繋がる生還も果たしました

しかし、延長10回には2点差を追い上げ、1死一、二塁のチャンスで迎えた打席では残念ながら左飛に倒れ、彼自身のチャンスを生かせなかったことに深い悔しさを感じていたようです

「自分がチャンスでことごとく打てなかったから負けた

」と振り返り、202人を超えるチームメイトの期待を背負いながら戦ったことも強調しました

長瀬選手は、身長188センチ、体重92キロと恵まれた体格を持ち、球速146キロを誇る投手でもあります

智弁和歌山では1年秋に背番号18でベンチ入りを果たしましたが、「智弁和歌山への悪い感情は全くなく、野球以外の部分でうまくいかなくなってしまった」との理由から転校を決意したとのことです

高2の4月に大院大高へ転校したものの、規則により昨秋まで公式戦出場は叶わず、今大会が初の公式戦となりました

また、右人差し指の爪がはがれた影響で今春の登板機会はありませんでしたが、今試合には阪神のスカウトも視察に訪れました

「プロ野球選手は小さい頃からの夢です

プロ志望届を出したいです」と語り、高卒でのNPB入りを目指して最後の夏に臨むと話しています

彼の今後の活躍に注目が集まります

今回の試合は、大院大高にとって非常に悔しい結果となりました。長瀬選手のように優れた選手が多く在籍している中での敗退は、チーム全体にとっても大きな試練です。しかし、長瀬選手の持つ才能と叩き上げた経験が今後の彼の成長にどう影響するのか、期待したいところです。
キーワード解説

  • 投打二刀流とは?: 投手と打者の両方の役割を担う選手のことを指します。一般的には一方に特化する選手が多い中、特に若い選手の中には両方の才能を持つ選手もいます。
  • タイブレークとは?: 延長戦で、このまま試合が長引かないように導入されたルールで、特定の条件下でランナーを持ち込む形で試合を進める方法です。

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