ソフトバンク・フェリペ・ナテル4軍投手コーチ、指導者としての挑戦を語る

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
 今回の「もっとホークス」は、ソフトバンクの新しい4軍投手コーチ、フェリペ・ナテル氏(36)のインタビューを特集します

ナテルコーチのバックグラウンド

ナテルコーチは17歳の時にブラジルから来日し、社会人野球の強豪であるヤマハでプレーしていました

昨シーズン限りで選手としてのキャリアを終え、今季からソフトバンクのコーチとして若手選手の指導にあたっています

自身の経験や日本での生活を通じて、異国での挑戦やプロ選手に求められる姿勢について、率直に語ってくれました

就任の経緯

「プロ選手を目指して日本に来たが、選手としては夢をかなえることはできなかった

しかし、指導者としてその舞台に関わる機会をいただいたことに感謝している」とナテルコーチは述べ、自身の経験を若い外国人選手に役立てたいと強調しました

来日の理由

ナテルコーチが日本を選んだ理由は、中学時代に国際大会で訪れた日本に強い印象を受けたことにあります

「埼玉県でのホームステイの際、地球の反対側にいるとは思えないほど懐かしい感覚を受けた」と彼は振り返ります

言葉の壁

日本語の習得についても触れ、「生活の中で3年ほどで覚えた」という彼は、現在では漢字も書けるようになっています

「ヤマハでコーチ業務を始めてからは、リポート作成などがすべて勉強になった」とも語っています

選手としてのスタイル

ナテルコーチは選手時代、最速151キロを記録し、真っ直ぐやスライダー、カットボール、ツーシーム、チェンジアップ、カーブなど多彩な球種を持っていましたが、キャリアの後半は制球力を重視した戦い方に変わったと説明しています

選手とのコミュニケーション

指導の中で心がけていることについて、「選手をよく観察しなければ信頼を得られない」と語り、「意見が求められた際には、その経験を活かして会話を大切にしている」と強調しました

特に外国人選手にはコミュニケーションの幅を広げる工夫をし、意図を伝えることを重視しています

コーチとしての自己評価

最後にナテルコーチは、自身の指導について「まだまだ改善が必要だと感じている

選手から相談されることが嬉しく、彼らの成長に寄与できるよう努力している」と締めくくりました

今回のインタビューを通じて、ナテルコーチが持っている豊富な経験と独自の視点を知ることができました。異文化での挑戦が彼にどれほど大きな影響を与えたのか、またそれを若い選手たちに如何に伝えようと努力しているのかが非常に印象的でした。これからの彼の指導スタイルに注目したいです。
キーワード解説

  • フェリペ・ナテルとは?ブラジル出身のプロ野球選手で、ヤマハでプレー後、ソフトバンクの投手コーチに就任した人物です。
  • コーチングとは?選手を指導して成長させるためのプロセスを指します。技術や戦術だけでなく、精神面のサポートも含まれます。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。