阪神タイガース創設90周年を記念し、名遊撃手の伝説がよみがえる

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<阪神-広島>◇16日◇甲子園 阪神タイガースの球団創設90周年を祝う企画「Tigers Legends Day」の第2回として、甲子園球場で特別なイベントが行われました

この日のテーマは「至高の遊撃手列伝」と題され、野球界のレジェンドである藤田平氏(77)と鳥谷敬氏(43)がファーストピッチセレモニーに登場しました

両名はともに遊撃手としての栄光を誇り、その偉業が紹介されました

イベントでは、筒井壮外野守備走塁コーチがノックバットを手にし、藤田氏と鳥谷氏に向けてノックを行いました

両選手は基本に忠実な形で捕球し、その後、ファーストピッチに移行しました

藤田氏は高寺望夢内野手(22)を相手に、鳥谷氏は木浪聖也内野手(30)が受ける形でピッチを行いました

いずれも遊撃手としての登場となり、若手選手への期待が込められました

また、藤田氏は、13日のDeNA戦でプロ初本塁打を放った高寺選手に対し、「これから頑張らなあかんで」と激励の言葉を伝えました

藤田氏は「相手もマークしてくるから、しんどいと思うけど、ハードルを越えていかないとレギュラーはつかめない

若さで頑張ってほしいですね」と若手選手への温かいエールを送りました

当初は、かつての遊撃手である吉田義男氏も登場予定でしたが、残念ながら2月3日に91歳で亡くなり、藤田氏と鳥谷氏の2人のみの参加となりました

藤田氏は「寂しいね

一緒にやりたかった」と語り、彼の存在の大きさを惜しむ発言をしました

阪神タイガースの創設90周年を祝うイベントは、名遊撃手の活躍を振り返る機会となり、多くのファンに感動を与えました。藤田氏と鳥谷氏の後輩選手へのエールは、若手選手の成長に期待を寄せる温かいメッセージであり、野球界が受け継ぐ伝統の大切さを再確認するひとときでもありました。吉田義男氏の不在は残念でしたが、彼の記憶は今も多くの人々の心に生き続けています。
キーワード解説

  • ファーストピッチとは? 試合開始前に選手や特別ゲストが投球を行い、その特別な瞬間を祝うイベントのことです。
  • 遊撃手とは? 野球のポジションの一つで、主に内野の中央に位置し、ゴロやフライを捕ったり、牽制やダブルプレイを行う役割を担います。
  • ノックとは? 守備練習の一環で、特定のポジションの選手に対し、打球を打ち込んで捕球の練習を行うことを指します。

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