試合は同点の延長11回、2死2塁の場面で門脇が放った右越えの決勝三塁打が試合の行方を左右した
「強い気持ちで、必死に行った」と門脇は打った直後の興奮を隠せない様子だった
今季、不振により2軍落ちを経験した彼にとって、この一打は自信を取り戻す大きな一歩となった
試合の流れ
試合序盤は、両チームともにミスが影響した展開が目立った2回、無死一、二塁の好機で中山選手が送りバントを試みるも、捕邪飛に終わり、続く泉口選手が適時二塁打を放ち先制
しかし、その後の1死二、三塁で追加点を奪えず、逆に直後の2回裏には失策から走者を出し、先発の山崎選手が大山選手に逆転2ランを被弾
試合の流れが阪神に傾くこととなった
1点を追う3回は無死満塁の好機を迎えたが、キャベッジ、甲斐、中山の3者連続三振と、もどかしい展開が続く
しかし7回に代打・ヘルナンデス選手が同点ソロを放ち、試合は延長戦へ突入した
チーム全員の粘りが、門脇の劇的な一打につながったのだ
監督の手腕とチームの未来
この勝利により、今季初となる阪神との3連戦勝ち越しが決定した巨人の阿部慎之助監督は「本当に大きな1勝
甲子園で勝ち越せて、今後にいい影響が出る」と喜びを語ると同時に、「俺が100勝したわけじゃない」とチーム全体を称賛した
彼の通算100勝は選手たちの活躍なしには成し遂げられなかったと強調した
この記事は、巨人の門脇誠選手が阪神戦での決勝三塁打によってチームの勝利をもたらした瞬間を強調している。選手の波瀾万丈のシーズンが、逆境を乗り越えて成功へと結びついたことは、スポーツの持つ力を再確認させる出来事である。特に、監督の選手重視の姿勢が新たなチームの活力を生んでいることも見逃せない。
キーワード解説
- 決勝三塁打とは？試合の勝敗を分ける重要な場面での三塁打のこと。
- 延長戦とは？9回終了時点で同点の場合に行われる、勝者を決定するための追加イニング。
- 不振とは？選手が成績や能力が期待される水準に達しない状態のこと。
- 監督通算100勝とは？監督が指揮を執った試合のうち、100試合で勝利したことを指す。
