試合は延長11回に突入し、日本ハムはソフトバンクに敗れたが、孫投手の活躍は光った
孫はこの日、支配下登録され、9回の同点の場面で即座にマウンドに上がる
緊張の中、延長10回で2死二塁という場面で、栗原を一ゴロに仕留め、奮い立つ右拳を見せた
試合後、彼は「最初は緊張したが、3球目からはいつものテンポで投げられた」と振り返っている
彼のデビュー戦は、5月11日に先発投手の古林睿煬（グーリン・ルェヤン）がマダックス（投球数100球未満での完封勝利）を達成した直後であり、これに続く台湾出身の新星の誕生が期待される
孫は、最速157キロの直球を武器とし「台湾の至宝」とも称される若き才能である
新庄監督は「彼にはいい度胸がある
変化球でカウントを取れるのも素晴らしい」と賞賛
試合前に台湾から駆けつけた両親と親戚に感謝の気持ちを述べ、「小さい頃からプロになるまでずっと支えてくれたので、本当に感謝している」と心情を語った
試合後、新庄監督は「彼には最低でも15勝は期待したい」との希望を明かし、さらに孫がグーリン選手との最多勝争いに加わることを望んでいる
台湾からの期待を背負い、異国での初めての試合を見事に飾った孫易磊は、これからの活躍に大きな期待が寄せられている
- 孫易磊（スン・イーレイ）
- 2005年2月10日生まれ
台北市出身の20歳
中国文化大学卒業後、2023年9月に日本ハムと育成契約
21年に野手から投手に転向し、23年のU18ワールドカップでは台湾代表のエースとして準優勝に貢献
183cm、93kgの体格を持ち、右投左打で背番号96をつけている
キーワード解説
- 支配下登録とは？
- マダックスとは？
- 最速157キロとは？
- 変化球とは？
- 最多勝争いとは？
