この試合は広島の本拠地であるマツダスタジアムで行われた
床田は、この試合で104球を投げ、無四球・5安打の完封劇を達成した
整備された投球術
床田は、試合開始直後に先頭打者にヒットを許したものの、その後の打者に対して見事なツーシーム（内側に曲がるボール）を駆使し、併殺を奪取これにより、早い段階でリズムを取り戻し、その後も多彩な変化球を効果的に使い分けた
彼が投げたパーム、カーブ、スライダー、カットボール、チェンジアップは、投手の武器とされる変化球で、打者のタイミングを狂わせる効果がある
打線のサポートも充実
床田の好投を支えたのは、赤ヘル打線の早い援護だった特に目立ったのはルーキー・佐々木選手が先頭打者として出塁し、その後の3回にはファビアン選手が左翼線への先制適時二塁打を放った
また、5番の坂倉選手もツーシームを打ち返し、2点を追加
これにより、試合の主導権を握った
ピンチを乗り越えたエース
床田は、7回には無死一三塁のピンチを迎えるも、強力な敵打線を見事に抑え込み、戦局を有利に導くことに成功した彼は試合後、「前回の出来が良くなかったので、今日はやり返そうと思って投げた」と語り、真剣な決意を見せた
監督の称賛
新井貴浩監督（48）は、床田のパフォーマンスに対して「今日は床田さまさま」と称賛の言葉を贈った床田は今季4度の完投、3度の完封を達成し、防御率は1.60と安定した成績を誇っている
最近の広島は、床田選手の活躍に支えられた試合展開が目立ちます。特に、今回の無四球完封は投手としての成熟を示すものであり、今後の試合でも期待が高まります。打線の支援も非常に効果的でしたが、床田選手の投球術が試合を決定付けたといえるでしょう。
キーワード解説
- ツーシームとは？：ツーシームは、投球時に二つの縫い目を利用して生じる内側に曲がるボールのことを指します。これにより、打者は球筋を予測しにくくなります。
- 完封とは？：完封とは、投手が相手チームに一切得点を許さずに試合を終えることを指します。これにより、投手は非常に高い評価を受けることができます。
- 防御率とは？：防御率は、投手が自らの投球によって与えた得点を基に算出される指標です。数値が低いほど優れた投手とされています。
