試合は9回裏、2点を追う展開で、代打の矢澤宏太選手が起用され、さらに郡司裕也選手が続いての連続タイムリー打で劇的な逆転サヨナラ勝ちを収めた
これにより、ファイターズは5カードを経て勝ち越しを果たし、交流戦前に首位を決定づけた
試合の詳細
窮地に追い込まれていたファイターズは、9回2死という状況で清宮選手と代打の松本剛選手が連続ヒットを放ち出塁続く伏見選手が送りバントを決め、1死3塁2塁のチャンスを作ったが、代打の吉田選手は見逃し三振に倒れ、試合が決まるまであと1アウトという厳しい状況であった
新庄監督の采配
この時、新庄監督は当初代走として起用しようと考えていた矢澤選手を代打として起用するという判断を下した新庄監督は、「吉田くんが2ストライクに追い込まれたとき、〝矢澤くん〟と降りてきた」という
逆転の瞬間
代打の矢澤選手は、鈴木の152キロの直球をセンター前に運び、走者2人が生還これによりファイターズは同点に追いつく
そして、続く打者はこの日1番に起用された郡司選手で、矢澤選手は盗塁を成功させ、一打サヨナラのチャンスを作った
郡司のサヨナラ打
フルカウントとなり迎えた6球目、甘く入ったスライダーを逃さず、逆方向への打球は前進守備のライトの頭上を越えて行ったこれは自身今季3度目となるサヨナラタイムリーであり、1塁ベースを回った際にはチームメイトから手荒い祝福を受けた
ヒーローインタビューで郡司選手は、「これからは〝サヨナラ郡司〟でいこうと思います」とファンに宣言した
試合後には、「逆方向に打球が行くときは調子がいい時だと思う」と自身の好調を語り、新庄監督への感謝の意を示した
新庄監督も郡司選手の活躍を称え、「あれだけ前に外野が来ると打ちやすいのかな」と彼の勝負強さを評価した
今回の劇的勝利により、ファイターズは明日のロッテ戦を前に10年ぶりに交流戦前の単独首位を確定させた
交流戦は来週6月3日から始まり、その初戦では本拠地で阪神と対戦することになる
今回の試合では、新庄監督の大胆な采配が功を奏しました。代打の起用が成功し、選手たちもその期待に応えました。特に郡司選手のサヨナラタイムリーは、チーム全体を勇気づける大きな一打です。ファンにとっても、この劇的な勝利は記憶に残る試合となったでしょう。
キーワード解説
- 逆転サヨナラ勝ちとは？試合の最終局面で相手チームを逆転し、勝利を収めることを指します。感動的でドラマチックな展開が特徴です。
- 代打とは？毎試合で先発メンバーとして出場しない選手が、試合中に他の選手と交代し、打撃を行うことを言います。特に状況が厳しい時に起用されることが多いです。
- フルカウントとは？バッターが3ストライク、2ボールの状態を指します。この状態では、次の投球がストライクならアウト、ボールなら出塁となります。非常に緊張感のある場面です。
