DeNAのバウアー、約1ヶ月ぶりの勝利で2位浮上

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◇セ・リーグ DeNA3―2ヤクルト(2025年6月1日 横浜) DeNAのトレバー・バウアー投手(34)が、1日のヤクルト戦で約1カ月ぶりの白星を挙げた

今季の勝利は全てデーゲームであり、バウアーは「昼の王」としてその名を馳せている

2年前の在籍時にも同様にデーゲームで無傷の3勝を記録しており、今回も8回2失点の好投を披露した

この試合でバウアーは、早々に4連勝を達成し、同チーム最多の貯金5を築くなど、2位に浮上した

序盤のリーグ戦は一段落し、3日から始まる交流戦に向けて好材料が増えた

その試合中、快晴の下で投球するバウアーの表情には一瞬不安がよぎった

「ぶつかる…」と心配しつつも、彼は自身の最速である156キロを計測する渾身の一球で相手を抑えた

8回には6安打2失点の内容で、勝ち越しにつなげる素晴らしい投球が続いた

「昼の帝王」とも称されるバウアーは、デーゲームでその強さを発揮する理由がある

通常、試合が進むにつれ疲れが見える他の投手とは異なり、彼は逆に球速を上げていく特性を持っている

大原チーフ投手コーチは「デーゲームの方が気温が高く、筋肉がほぐれやすくなる」とこの理由を説明した

また、バウアーはロッカーに「てるてる坊主」を飾り、良好な天候に恵まれたことを喜んだ

最近は副鼻腔炎に悩まされていたが、気温の上昇とともに改善したことも勝因の一つである

今後の季節に向けても「球速も右肩上がり」と彼は意気込みを見せた

昨年メキシコでプレーしていたバウアーは、初回の初球被弾にも冷静で、「そういうことはたまに起きる」と意に介さなかった

交流戦でも全力で勝ちを目指すとしており、その熱い投球はファンの心を掴んで離さない

メジャー時代からのデーゲームの好成績 バウアーはメジャーリーグ時代からデーゲームでの成績が良好で、76試合で23勝25敗、防御率は3.58という数字を記録している

一方、ナイターでは146試合で60勝44敗、防御率は3.90と、比較すると昼間の試合の方が守りの安定性を示している

今回のバウアーの投球は、彼の特性を存分に発揮したものでした。デーゲームに強い理由が明らかになり、彼の投球スタイルがどのように進化しているのか、注目が集まります。今後の交流戦でも同様の活躍を期待したいです。
キーワード解説

  • バウアーとは?:トレバー・バウアーは、アメリカのプロ野球選手で、現在横浜DeNAベイスターズに所属している投手です。
  • デーゲームとは?:デーゲームは、昼間に行われる野球の試合を指し、ナイターに対する用語です。
  • 副鼻腔炎とは?:副鼻腔炎は、鼻の周りにある空洞(副鼻腔)の炎症を指し、鼻づまりや頭痛などの症状を引き起こします。
  • WHIPとは?:WHIPは、1イニングあたりに許した走者の数を示す指標で、投手の制球力を測るために使われます。

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