王貞治球団会長、長嶋茂雄氏の逝去に悲しみの声

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ソフトバンク・王貞治球団会長(85)は、2025年6月3日に長嶋茂雄終身名誉監督の逝去を受けて報道陣の取材に応じ、その悲しみを表明しました

「今朝、逝去の連絡をもらいました

『えっ!』というのが最初の思いでした」と語り、王会長は動揺を隠せない様子で話しました

王会長は、長嶋さんと盟友としての深い絆を感じており、「誰にでも来る日なんでしょうけど、一番来てほしくない人に来てしまった」と語りました

その後、自宅を弔問した際には「暗い気持ちでしかなかったけど、顔を見てほっとしました

長嶋茂雄という人が昔と変わらずそこにいる

うれしかったです」と心情を明かしました

長嶋氏と王会長は、現役時代に巨人の3・4番として共に時代を築いた「ON砲」として広く知られています

特に2000年の日本シリーズでは、長嶋氏が指揮する巨人と王会長率いるダイエーが対戦

結果は4勝2敗で巨人が勝利しました

王会長は「長嶋さんにとっては特別なことじゃなかったかもしれないけど、私にとっては本当に特別で、素晴らしい日本シリーズだった

正直言うと、勝ちたかったんですよ」と穏やかに振り返りました

王会長はまた、長嶋氏の存在について「打てなくても落ち込まないし、偉そうにする訳でもないし、はっきり言って不思議な存在でした

長嶋さんならなんでも許してしまうような親しみを持っていた」と語り、強い親しみを表現しました

最後に王会長は、長嶋氏の姿勢に対して深い敬意を表しました

「苦しいリハビリも率先してやっていましたし、すべてを乗り越えるという姿勢

野球をやっていたときもそうだけど、〝退く〟ということがない人生だったと思う」とし、長嶋茂雄氏の生き様を称えました

王貞治球団会長が長嶋茂雄氏の逝去について語る姿は、多くの人々に感動を与えました。彼の言葉からは、長嶋氏との深い友好関係と、その影響力を感じることができます。王会長が語ったリハビリや人生の考え方は、長嶋氏の強い意志を示しており、多くのファンにとっても励みになる言葉です。
キーワード解説

  • 「ON砲」とは?:王貞治選手と長嶋茂雄選手が、巨人で3番と4番を打ったことから名付けられたコンビのことです。
  • 「リハビリ」とは?:けがや病気から回復するためのトレーニングや治療のことを指します。長嶋氏はその重要性を重視していました。
  • 「親しみ」とは?:相手に対して感じるなつかしさや温かさのことです。王会長は長嶋氏に対して特別な親しみを感じていました。

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