「今朝、逝去の連絡をもらいました
『えっ!』というのが最初の思いでした」と語り、王会長は動揺を隠せない様子で話しました
王会長は、長嶋さんと盟友としての深い絆を感じており、「誰にでも来る日なんでしょうけど、一番来てほしくない人に来てしまった」と語りました
その後、自宅を弔問した際には「暗い気持ちでしかなかったけど、顔を見てほっとしました
長嶋茂雄という人が昔と変わらずそこにいる
うれしかったです」と心情を明かしました
長嶋氏と王会長は、現役時代に巨人の3・4番として共に時代を築いた「ON砲」として広く知られています
特に2000年の日本シリーズでは、長嶋氏が指揮する巨人と王会長率いるダイエーが対戦
結果は4勝2敗で巨人が勝利しました
王会長は「長嶋さんにとっては特別なことじゃなかったかもしれないけど、私にとっては本当に特別で、素晴らしい日本シリーズだった
正直言うと、勝ちたかったんですよ」と穏やかに振り返りました
王会長はまた、長嶋氏の存在について「打てなくても落ち込まないし、偉そうにする訳でもないし、はっきり言って不思議な存在でした
長嶋さんならなんでも許してしまうような親しみを持っていた」と語り、強い親しみを表現しました
最後に王会長は、長嶋氏の姿勢に対して深い敬意を表しました
「苦しいリハビリも率先してやっていましたし、すべてを乗り越えるという姿勢
野球をやっていたときもそうだけど、〝退く〟ということがない人生だったと思う」とし、長嶋茂雄氏の生き様を称えました
王貞治球団会長が長嶋茂雄氏の逝去について語る姿は、多くの人々に感動を与えました。彼の言葉からは、長嶋氏との深い友好関係と、その影響力を感じることができます。王会長が語ったリハビリや人生の考え方は、長嶋氏の強い意志を示しており、多くのファンにとっても励みになる言葉です。
キーワード解説
- 「ON砲」とは?:王貞治選手と長嶋茂雄選手が、巨人で3番と4番を打ったことから名付けられたコンビのことです。
- 「リハビリ」とは?:けがや病気から回復するためのトレーニングや治療のことを指します。長嶋氏はその重要性を重視していました。
- 「親しみ」とは?:相手に対して感じるなつかしさや温かさのことです。王会長は長嶋氏に対して特別な親しみを感じていました。

