この出来事は、試合の9回無死一塁の場面で発生した
西川龍馬選手が放った二ゴロの打球を、二塁手の中野が遊撃手の小幡に転送する際、広岡がスライディングして二塁手に触れてしまった
その結果、バッターの西川はアウトとなってしまった
このプレーに対して藤川監督と田中内野守備走塁コーチは、ベンチを飛び出して審判に抗議した
スタンドからは観客たちの怒号が飛び交う異常事態となり、観客の緊張感が高まる中、審判の判定は守備妨害で二塁の走者と打者の両方がアウトとされた
この判定に広岡選手は警告を受けた後、試合は2死走者なしの状況で再開された
“併殺崩し”とは、併殺プレーを防ぐために走者が守備側の選手に接触する行為を指し、意図的に行われることもあれば、通常のスライディング中で起こることもある
プロ野球では、こういったプレーは選手同士の接触を伴うため、厳しいルールが存在している
阪神タイガースの藤川監督の激しい抗議は、選手同士の接触に対するルールの曖昧さを象徴しています。観客にとっても緊張感が漂う場面であり、審判の判断がどれほど重要かを再認識させる出来事でした。
キーワード解説
- 併殺崩しとは?他の選手の動きを妨げて併殺プレーを防ぐために、走者が守備側に接触することを言いますが、ルール上、判断が難しいことが多い行為です。

