プロ野球2025シーズン、主力選手の不調がもたらすファーム選手のチャンス

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2025年シーズン開幕から約2ヶ月が経過したプロ野球界では、各チームにおいて主力選手の不調や怪我といったアクシデントが発生し、支障を来たしています

これにより、ファーム(二軍)でプレーする選手にとっては、事態を逆手に取るチャンスが生まれています

特に一軍出場が昨年からない選手たちは、一軍昇格を切望している状況です

これに伴い、セントラル・リーグの投手の中から、昨年から一軍での登板がない選手を紹介します

森博斗(中日ドラゴンズ)

・投打:右投右打・身長/体重:177cm/84kg・生年月日:1998年5月25日・経歴:豊川高 - 日本体育大・ドラフト:2020年ドラフト2位プロ5年目を迎えた森博斗選手は、現在過酷な状況に直面しています

彼は日本体育大時代に最速155キロを記録した右腕として注目され、ドラフト2位の指名を受けて中日ドラゴンズに入団しました

ルーキーイヤーでは10試合に登板し、防御率3.00という成績を収め、翌2022年には開幕一軍入りを果たして自己最多の30試合に登板し、防御率2.67という素晴らしい成績を示しました

しかし、2023年はファームでのパフォーマンスも振るわず、悲しいことに一軍で登板の機会がありませんでした

さらに、春季キャンプ中に右肘に違和感が生じ、トミー・ジョン手術(右肘尺側側副靱帯再建術)を受けることとなり、今季中の復帰が絶望的な状態です

森博斗選手の悲劇的な状況は、プロ野球選手の厳しい現実を示しています。多くの期待を寄せられた選手も、アクシデントによってキャリアが大きく揺らぐ可能性があります。一方で、ファーム選手たちには新たなチャンスが与えられる場面でもあり、彼らの成長に期待が持てます。
キーワード解説

  • トミー・ジョン手術とは?手術名はコネクティング・トミー・ジョンに由来し、野球選手に多い肘の靱帯損傷の治療法です。
  • 防御率とは? 投手の成績を示す数値で、出した失点の数を投球回数で割ったものです。数値が低いほど優れた投手を表します。

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