この試合では、ファイターズが打線の活躍で2本のホームランを含む12安打から5点を取り、両チーム合わせて5本のホームランが飛び出す乱打戦となりました
結果、ファイターズはリーグ最速の30勝に達しました
試合は、2-2の同点で迎えた4回表の場面で動きました
2死1塁の場面で打席に立った山縣選手は、「しっかり振ってボールに当てよう」と考え、初球の144キロのストレートを果敢に振り抜きました
その打球はレフトのブルペンに飛び込み、場内は地響きのような歓声で包まれました
このプロ初ホームランは勝ち越しの2ランとなり、結果的に試合の決勝打となりました
試合後、山縣選手はお立ち台で「やりましたー!」と手を挙げるガッツポーズを見せ、「今までの野球人生で、最も良い感触の当たりだった
まさか入るとは思わず、笑顔になった
ダイヤモンドを1周することがなかったので、幸せをかみしめながら走りました」と、感激の思いを語りました
試合の流れは序盤から動きました
初回、2死3塁の状況で4番の郡司裕也選手がフルカウントから粘りに粘り、146キロの直球をセンター前に運び、先制タイムリーを記録
郡司選手は今季既に3度のサヨナラヒットを記録しており、その勝負強さを証明しました
一方、ファイターズが2点のリードを守っていた4回表、阪神打線が先発の加藤貴之選手を襲い、4番の佐藤輝明選手と5番の大山悠輔選手が連続ホームランを放ち、同点に追いつきました
球場内は阪神ファンの歓声に包まれる一方で、山縣選手のホームランが流れを変える重要な一打となりました
山縣選手は試合の前日に新庄監督からSNSでアドバイスを受け、「ゆっくりタイミングをとって、ポイントを前にして」という内容を改めて思い出しながら、自身のスイングを意識したと話しています
新庄監督は「彼は徐々に打席でのコツを理解してきている
非常に面白い選手が出てきた」と、その才能に期待を寄せています
また、山縣選手は試合前に出身校の早稲田大学が春季リーグ戦で優勝し、3連覇を達成したことを喜び、「勇気と感動をもらった
節目の日に打つことができてよかった」と後輩たちの活躍が力になったと述べました
記念のホームランボールは自分の部屋に飾る予定で、「これからも全力でプレーし、1勝でも多く貢献できるように頑張ります」と意気込みを見せました
山縣秀選手のプロフィール
| 生年月日 | 2002年5月1日(23歳) |
|---|---|
| 身長 | 176cm |
| 体重 | 80kg |
| 投打 | 右投げ右打ち |
| 経歴 | 早大学院高~早稲田大~日本ハム(24年ドラフト5位) |
キーワード解説
- ホームランとは?:ホームランは、野球で打者がボールを打って、そのボールがフェンスを越え、球場内のルールに従い直接得点を入れることができる打撃の形式です。特に試合の中で重要な得点手段となります。
- ドラフトとは?:ドラフトは、プロスポーツが選手を一斉に獲得する制度です。選手たちは大学や高校から希望する球団に選ばれます。日本では、毎年行われるドラフトがあり、若手選手にとって夢の舞台となっています。
- リリーフ陣とは?:リリーフ陣は、試合の中で先発投手に代わって投球を担当する投手のグループを指します。試合の流れを変え、勝利に貢献する重要な役割を果たします。

