5日の試合では、初回に中日のドラフト1位新人・金丸夢斗投手の直球を捉え、左中間スタンドへ3点ホームランを打ち込む一打を見せた
この時の打球は「完璧です
えげつない打球でした」と本人が自画自賛するほどのもので、今季6本目の本塁打となった
野村選手は2022年のルーキーイヤーに97試合に出場し、10本塁打を記録したが、その後の2023年は3本、2024年は0本と厳しい成績が続いていた
しかし今季53試合目で、38試合出場の時点での成績は過去の苦しみを一掃する勢いを感じさせる
「1年目の本数は超えたい」と量産への意気込みを見せている
彼の打撃において欠かせないのが昨オフから変更したバットの長さである
これまで使用していた85.5センチから87センチにサイズアップした
これは、自身と同じく4度本塁打王に輝いた山川穂高選手からのアドバイスがきっかけとなっている
「究極に前さばきしてみたら?」という彼の提案を受け、打撃スタイルを見直す中でバットの長さを変更した
プロ野球選手は通常33.5㌅(85.09センチ)から34㌅(86.36センチ)のバットを使用するが、野村選手の87センチは少し長めであることが特徴だ
さらに、彼の身体能力が注目される
23年オフに米国のトレーニング施設「ドライブライン・ベースボール」が行ったデータ収集によると、監督の小久保氏が「身体能力的にはオリンピック選手」と評するほどである
これにより、身長174センチと決して高くはない体格であるにも関わらず、長いバットも使いこなせる力量を持っているのかもしれない
現在、打率3割0分8厘、6本塁打、13打点と例年以上の成績を残している
しかし、「まだ1カ月ちょっとしか出てないので、たまたまみたいなところもあるかもしれない」と慎重な姿勢を見せており、この良い流れを持続させたいという目標を掲げている
新たなバットとともに、より長く活躍する選手を目指す意気込みが伺える
今回の記事では、ソフトバンクの野村勇選手の成績向上について詳しく取り上げられました。特に、バットの長さを変更したことが彼の打撃スタイルにどのように寄与しているかに焦点が当てられています。身体能力が高く、自己最高のペースで活躍する姿は、多くのファンにとって希望となるでしょう。これが今後も続いていけば、ますますチームにとって欠かせない選手となるはずです。
キーワード解説
- ホームランとは?:野球におけるホームランは、打者がボールを打ち、ボールが外野のフェンスを越えることで得点が入ることを指します。観客を盛り上げる瞬間の一つであり、選手にとって特に嬉しい達成です。
- 打率とは?:打率は、選手がバッターボックスに立った際に得点できた確率を示す指標で、打数に対するヒット数の割合を表します。一般的に、打率が高いことは選手の打撃力が優れていることを示します。
- バットの長さとは?:バットはプロ野球選手が使用する道具で、長さや素材によって打撃力に影響を与えます。本来の長さから調整することで、体格や打撃スタイルに適した道具を使います。

