小郷選手は昨シーズン143試合に出場し、打率.257、7本塁打、49打点、32盗塁という成績を収め、正選手の座を獲得しました
しかし、今シーズンは試合前まで打率.148と苦しんでいました
田尾氏は、小郷選手のこれまでの成績を踏まえ、「こんなバッターじゃないですからね」とコメントし、その潜在能力に期待を寄せました
試合中、小郷選手は「6番・ライト」としてスタメン出場し、映像を通じて彼の復調を見せつけるプレーが披露されました
試合の5回、無死走者なしの場面で迎えた第2打席、小郷選手は147キロのストレートを左中間に打ち返し、二塁打を記録
田尾氏はそのスイングについて「今のスイングは素晴らしいスイングしていますよね」と高く評価しました
さらに続く7回の第3打席では、フォークボールを打ちレフト前に安打を放ち、「掴みましたね
これからいきそうですね」と期待感を示しました
8回には、二死二塁の場面での第4打席に登場し、ストレートをライト前に弾き返し、猛打賞を達成しました
田尾氏は「2本打った時点で、これ戻ったなと思ったんですね」と語り、今後の活躍に対しても強い期待を持っています
田尾氏はさらに、小郷選手のバッティングフォームについても言及し、「体を捻ることによってミートポイントからバットが離れる形が作れる
その上でグリップが体の近くを通るため、オーバースイングにならない」と解説しました
今回の小郷選手の打撃改善は、彼自身の技術的な進歩を示すものです。シーズン初めの苦しい時期を乗り越え、打撃での復調が期待されます。今後の活躍に期待がかかります。
キーワード解説
- グリップとは?:バットを握る手の位置や握り方のこと。正しいグリップはスイングの安定性に重要です。
- オーバースイングとは?:バットを振る際に、必要以上に体を大きく振ることによって生じるスイングの崩れを指す。オーバースイングはミスの原因になりやすい。
- ストレートとは?:速球の一種で、投手が最も多く投げる球種。回転が少なく、スピードが特長。

