プロ20年目の彼は、丁寧な練習を積み重ね、“努力は裏切らない”という信条を胸に秘めていた
そしてその思いが実を結び、劇的なサヨナラ打を放つ結果となったのである
感動の瞬間
試合は9回、チームが2対2の同点に追いつき、二死満塁の状況で炭谷に打席が回る彼は愛用の“魚雷バット”で、相手投手・岩崎の直球を逆方向に打ち返し、詰まった打球が二塁手の頭を越える
37歳のベテラン選手が放ったこの一打により、試合は西武の勝利に繋がった
炭谷はこの特別な瞬間を「最高です
懐かしい
もう忘れていたし、二度とないと思っていた感覚」と語った
仲間たちとの交流
炭谷と岩崎の対戦成績は良好で、彼はこれまでの対戦でも高い打率を記録している試合前からチームメートや指揮官と「相性がいい」と冗談を交わしていたが、実際にこの場面で結果を出したことに驚きを隠せなかった
シーズンの明るい展望
炭谷は昨年古巣の西武に復帰して以降、ホームゲームでは必ずロングティーを行っており、その努力が実を結んだことは間違いない今季、西武は5度目のサヨナラ勝ちをおさめ、セ・リーグ首位の阪神に勝ち越す形で2位に浮上した
若手からは「銀さん」と慕われる彼の姿勢は、チーム内の結束をさらに強固にした
| 日付 | 対戦チーム | サヨナラ打の回 |
|---|---|---|
| 2025年6月11日 | 阪神 | 9回 |
| 2014年7月13日 | オリックス | 初回 |
キーワード解説
- ロングティーとは?: バッティング練習の一種で、長距離での打撃感覚を養うために、打席から遠くに飛ばす練習を指します。
- サヨナラ打とは?: 試合の最終回に、自チームが同点または負けている状態で、試合を決定づける得点を上げる安打を指します。
- セ・リーグとは?: 日本のプロ野球リーグのひとつで、対戦チームのリーグが限られている分、競争がより厳しいとされています。

