青学大・中西聖輝が奈良学園大を圧倒、全日本大学野球選手権初戦を制す

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◇報知新聞社後援 第74回全日本大学野球選手権▽2回戦 青学大5―0奈良学園大(12日・神宮)大会史上初の3連覇を目指す青学大(東都大学)が初戦を突破しました

今秋ドラフトの上位候補にも名を挙げられる最速152キロの右腕・中西聖輝(4年)が先発し、7回を投げ切り、わずか1安打、零封という成績を収めました

中西のピッチングは圧巻で、1回1死から20人続けてアウトを奪う快投を見せました

中西は、力強い腕の振りと多彩な球種を駆使し、相手打線を完全に封じ込めました

特に、直球の最速は151キロで、カーブやフォークボールも切れ味抜群です

7回で8奪三振を記録しており、四球は出さず無失点でした

「初戦としては合格点だけれど、初回に課題が残ったので80点」と自身のパフォーマンスを辛めに評価しました

期待される次の試合に向けて、「明日、抑えの出番があれば投げるつもりだし、あさって以降の先発も準備している

4連戦を駆け抜けたい」と中西は語りました

彼の背後には、前人未到の3連覇を達成しようとするチームの強い意思が垣間見えます

今回は雨天で初戦が2日間延期されたが、その不安の中でも中西は見事なパフォーマンスを披露しました

「全国大会でもいつも通りに投げられるのはさすが

バランスの取れた勝負スタイルは、オリオールズの菅野投手に似ている」と日本ハムの坂本スカウトも彼を高く評価しています

日程の変更により、青学大は優勝を目指すためには15日の決勝に向けて休みなしの4連戦に臨む厳しいスケジュールとなっています

中西がこれまでの試合で見せてきた安定したパフォーマンスが、チーム全体を支える力となることが期待されています

◆中西 聖輝(なかにし・まさき)
  • 生年月日: 2003年12月18日
  • 出身地: 奈良県
  • 年齢: 21歳
  • 経歴: 智弁和歌山高校では甲子園出場、青学大ではリーグ戦デビューし通算14勝を記録
  • 身体サイズ: 182センチ、90キロ

    右投右打

今大会での青学大・中西選手のパフォーマンスは本当に素晴らしかった。特に、全ての球種が高いレベルでそろっており、彼の冷静な投球のスタイルは見どころでした。今後もこの調子で勝ち上がっていってほしいです。
キーワード解説

  • 全日本大学野球選手権とは? 全国の大学野球チームが競い合う大会で、優勝チームが日本一を誇ります。
  • ドラフト候補とは? 来るプロ野球ドラフトで、プロチームに選ばれる可能性がある選手を指します。
  • 奪三振とは? ピッチャーが相手バッターをストライクで三振にすることを意味し、投手の実力を示す重要な指標です。

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