試合の立ち上がりで寺西投手は、初回に巨人の先頭打者である泉口選手に左前打を許し、続く打者との対戦でも四球を与えた
そうした中でも、無死満塁の状況で遊ゴロ併殺を成功させ、最小限の1点に抑え込むなどの冷静な対応を見せた
ピンチが続く2回と3回にも、それぞれ1死三塁、1死二塁という状況を迎えたが、フォークボールやカットボールを駆使し、相手に追加点を許すことはなかった
寺西投手は尻上がりに調子を上げ、4回と5回は相手を3者凡退に仕留めるなど安定した投球を展開
5回に4安打1失点という成績を残し、2奪三振を記録し、見事に勝ち投手の権利を手にした
試合後、寺西投手は「試合前から少し緊張感がありました
立ち上がりは力みが出てしまっていたと思いますが、投げていくごとに徐々に良くなっていきました
いろんな球種を使いながら、自分らしいピッチングができたと思います」とコメント
自らの成長を実感している様子が伺えた
オリックスの攻撃陣も見事な逆転劇を演じた
1点を追う3回、1死満塁の場面で3番の森友哉捕手（29）が巨人の投手赤星の4球目を捉え、右翼線へと2点適時二塁打を放った
続く4番の杉本裕太郎外野手（34）も遊撃への適時内野安打を取り、5番の頓宮裕真捕手（28）が左前適時打を放つなど、4者連続適時打で5－1と逆転に成功
4回にはさらに杉本が右前適時打を決め、リードを広げる結果となった
今回の試合では、オリックスの寺西投手がプロ初勝利を挙げたことが大きな注目を集めています。初回こそ危ない場面がありましたが、しっかりと立て直してピンチを乗り切りました。彼の成長が今後の試合でも活かされていくことが期待されます。また、打線も逆転劇によってチーム全体に勢いを与え、今後の戦いに向けても良い弾みになったと感じます。
キーワード解説
- プロ初勝利とは？プロ初勝利とは、選手がプロとしての初めての勝利を挙げることを意味します。特に投手にとっては重要な節目とされ、今後のキャリアにおいて大きな自信となることが多いです。
- フォークボールとは？フォークボールとは、投球の一種で、ボールが落ちるように投げられ、打者にとってはバットで捉えにくい球種です。特に三振を奪うのに効果的です。
- カットボールとは？カットボールとは、通常の速球よりもわずかに横に曲がる球種のことを指し、打者のミスショットを誘発するために用いられます。これにより多くの打者が打ち損じることが期待されます。
