中日・岡林勇希が3安打2打点で勝利に貢献、セ・リーグ首位打者に躍り出る

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◇13日 西武1―2中日(ベルーナ) 中日の岡林勇希外野手(23)が、3安打2打点という見事な成績を収め、試合の勝利に大きく寄与した

1点を追う5回には同点打を放ち、さらに延長10回には勝ち越しとなる決勝打を記録した

これにより、今季の打率はついに3割を超え、セ・リーグの首位打者に浮上した

試合は延長10回までもつれ込み、最終的に中日が2―1で西武を下した

岡林は「ベンチで大島さんから、おまえが決めろとノーアウトの時に言われた」と語り、勝負の場面での心構えを明かした

岡林は、延長の先頭打者・石伊が中越えの二塁打で出塁した後、村松に送られた

岡林は初球の高めに来たツーシームを振り抜き、左前にヒットを放った

「内野が前進していたので、何とか振り抜いて頭を越えたら良いなと思っていた」と冷静に振り返った

5回の同点打も岡林自身によるもので、2死三塁の場面で先発・高橋の直球を捉え、左前に弾ませた

岡林は「昨日が零封負けだったので、打てて良かった」と、試合への歓喜を滲ませた

岡林はこの試合により、シーズンの打率を3割に上げ、75安打を達成し、首位打者争いでリードを広げた

また、彼の得点圏打率も急上昇しており、3、4月はわずか1割5厘だったが、5月には4割6分7厘、6月には5割に達するという劇的な改善を見せている

「先月と比べると、自分でも信じられないくらい打てている」と素直な感想を述べた

岡林は昨季、右肩の故障に悩まされていた他、ルーキー時代の記憶を振り返りながら、「良い当たりが出る時ほど意外と交代させられた」と、当時の苦労を話した

試行錯誤を重ねて成長を遂げた現在の姿は、ファンに大きな期待を抱かせるものである

今回の試合では、岡林選手が重要な場面で確実に仕事をこなす姿勢が目立ち、ファンだけでなくチームメイトからの期待も高まる結果となりました。特に、クライマックスの延長戦でのヒットは、勝負強さを印象付けるものでした。岡林選手の今後にさらなる期待が寄せられます。
キーワード解説

  • 岡林勇希とは?:中日ドラゴンズに所属する外野手で、プロ野球界では平均的な成績を上回るバッティングスキルを持つ選手です。
  • 首位打者とは?:一定の打席数以上をクリアした選手の中で、最も高い打率を記録した選手のことを指します。
  • ツーシームとは?:ピッチングに使われる投球の一つで、ボールが変化して進むため、バッターが打ちにくいとされる球種です。
  • 得点圏打率とは?:特に得点やチャンスの場面での打率を指し、選手がどれだけ重要な場面で打てるかを測る重要な指標です。

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