くりっとした目とバットを持つその愛らしい姿は、長年にわたりチームのシンボルとして親しまれてきました
球団はこの特別な年を祝うために、記念グッズの制作や特別展示を行い、ファンの期待を集めています
誕生の背景
「カープ坊や」の誕生のきっかけは、1975年に広島東洋カープの監督に就任したジョー・ルーツ氏によるものです彼は「赤」を帽子とヘルメットのデザインに取り入れ、「赤ヘル」として知られるチームのイメージを確立しました
ルーツ氏は、遠征時にバットやその他の道具を運ぶトラックの車体にシンボルマークを描くことを提案しました
デザイン公募と決定
これを受けて、チームはデザイン案を公募し、約20作品が集まりました多くの提案はカープにちなんだコイやグラブをモチーフにしていたものの、最終的に「男の子に夢を与えるマーク」というコンセプトから男の子を描いたデザインを選びました
ファンのお披露目
このマークは、1975年6月21日にファンに初めてお披露目されましたその当時の試合では、先着5000人にこのマーク入りの紙製帽子が配布され、チームの象徴として誕生しました
その後、ユニフォームの変更に合わせてマークのデザインも随時改良され、現在のデザインが7代目となっています
50周年記念グッズ
球団は50周年を祝うために、特別なデザインを施した記念グッズを2023年2月に販売しました特に、初代カープ坊やをあしらった弁当箱やマグカップは数量限定で、発売当日に即売り切れとなるほどの人気でした
特別展示の開催
マツダスタジアム内の「カープギャラリー」では、6月30日まで「カープ坊や」の生誕50周年を祝う特別展示が行われ、歴代のカープ坊やの人形が展示されており、多くのファンが訪れていますファンの声
広島県海田町に住む60歳の会社員は、「デザインが大きく変わらないからこそ親しみやすさを感じる街は進化していくが、この先の50年もカープ坊やは、広島の変わらないシンボルであってほしい」と語っています
ペットマークとは？
ペットマークとは、スポーツチームのシンボルマークのことですプロ野球においては各球団に独自のデザインがあり、読売ジャイアンツのようにローマ字で球団名があしらわれることもあれば、阪神タイガースのように動物をモチーフにすることもあります
広島東洋カープの「カープ坊や」が50周年を迎えるにあたり、多くのファンがその歴史や魅力を再確認しています。特に、デザインの一貫性が支持され、世代を超えて親しむことができるシンボルとなっています。このような存在が、広島の地域に根付いていることを感じさせます。
キーワード解説
- カープ坊やとは？ 広島東洋カープのペットマークで、1975年に誕生した可愛い男の子のキャラクターです。
- ペットマークとは？ スポーツチームのシンボルマークのことで、各チームの特徴が込められています。
- ジョー・ルーツとは？ 1975年から広島東洋カープの監督を務めたアメリカ出身の指導者です。
