オリックス・森友哉が親友の闘病を支えに勝ち越し打、巨人戦での感動の瞬間

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(日本生命セ・パ交流戦、オリックス8ー3巨人、3回戦、オリックス3勝、15日、京セラ)オリックスの捕手・森友哉(28)が、母校・大阪桐蔭高の吹奏楽部の応援を背に、病気と戦う親友の前で感動の一打を放った

試合は同点の五回に、1死一、三塁の場面で森が勝ち越しの適時打を記録した

森は試合前に親友であり、大阪桐蔭高の同級生・福森大翔さんが行った特別始球式で捕手役を務め、そのタイミングで強い気持ちを持って打席に臨んだと語った

「積極的に、自分が決めるという気持ちで狙った」と振り返る森

四回にはフェンス直撃の二塁打を放った後、3ボールのカウントから戸郷の直球を捉え、右前に痛烈な打球をヒットとして返した

福森さんは4年前に希少がんを患い、現在も闘病を続けている

抗がん剤の影響で初めは5メートルも投げられなかったが、2ヶ月の練習を経て、大観衆の前で力強いボールを投げ込んだ

このような背景を持つ二人が、互いに励ましあいながら、野球に対する情熱を再確認した瞬間であった

今季の森は、右脇腹の故障を抱えながらも、5月5日に昇格後に打率・264、0本塁打、9打点という成績を残し、苦しい時期を経て復調している

ヒーローインタビューでは涙を流しながら、「僕たちもシーズン最後まで負けない気持ちで頑張るので、大翔も負けないように頑張ってください」と語った

その言葉には、親友への深い思いやりが感じられる

また、この試合では大阪桐蔭高の吹奏楽部が応援を務め、前半のマーチング演奏や、オリックス選手たちの応援歌を奏でることで、試合の雰囲気を一層盛り上げた

森は高校時代の思い出と共に、フィールドで全力でプレーしたことが伺える

オリックス・森友哉選手の活躍と、友人の福森さんとの深い絆が印象的です。病と闘う親友の前で力強い一打を放った姿には感動を覚えます。特別始球式や応援団も盛り上げ、試合全体に温かい雰囲気が漂っていました。スポーツが持つ力を再認識する機会となりました。
キーワード解説

  • 始球式とは?:試合開始の合図として行われる儀式で、特別なゲストがマウンドに立ち投球するイベントです。
  • 適時打とは?:得点を生むヒットのことを指し、特に勝負の場面で重要な役割を果たします。
  • 希少がんとは?:一般的に発症頻度が低いがんのことを指し、診断と治療が難しいことが多いです。

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