中日、再び完封負けも投手松葉の奮闘光る

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中日、再び完封負けも投手松葉の奮闘光る

【荒木雅博の目】◇15日 日本生命セ・パ交流戦 西武1―0中日(ベルーナドーム) 中日は2試合連続で先発投手の完投負けとなった

松葉は6回、滝沢と長谷川の連続短長打で1点を失ったが、8イニングをその1失点にとどめた

しかし、打線は昨季も白星を献上した、球種が豊富で緩急をつけてくる左腕の武内を攻略できず、今季14度目の完封負け

勝利を5割まであと1勝としてから連敗を喫し、借金は「3」に

交流戦の戦績も6勝6敗の勝率5割となった

松葉は今季4敗目(6勝)を喫したものの、本紙評論家の荒木雅博さん(47)は「最近の松葉のなかでは最高のピッチングだったと思います」とたたえた

立ち上がりでは、味方のエラーからピンチを迎えたが、低めの投球で相手打者を打ち取った

特に、相手打者の真っ直ぐを狙わせず、ゴロを打たせる見事な投球だったと評価されている

松葉とバッテリーを組んだのは新人の石伊(日本生命)で、3度目のコンビ

この試合で石伊からは「雰囲気に余裕が出てきたように思います」とのコメントが寄せられ、松葉の調子を支えたと語られている

石伊がジャッジに不満を持っていた松葉と適切にコミュニケーションをとり、いいタイミングで援護射撃をしたことで、松葉も冷静さを保った様子が伺えた

最終的に松葉は8イニングを投げて5安打、3奪三振、1与四球という成績を残し、特に15個のゴロアウトを奪うなど、その投球術を存分に発揮した

中日の試合で松葉投手が素晴らしいパフォーマンスを見せましたが、打線が沈黙し完封負けとなってしまったことが残念です。新しい捕手の石伊選手との連携が何といっても注目で、松葉選手の気持ちを落ち着ける場面が多かったのは見逃せないポイントです。今後の展開に期待が持てる試合内容でした。
キーワード解説

  • 完封負けとは?:試合で相手チームに1点も得点を許さずに勝利することを指します。投手の力強い投球と守備の連携が非常に重要です。
  • バッテリーとは?:野球において、ピッチャー(投手)とキャッチャー(捕手)を指す用語です。二人の連携が試合の結果を大きく左右します。
  • 三振とは?:打者がボールを三回振っても当たらないことを言います。これが決まると攻撃チームはアウトになります。

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