ヤクルト、楽天に敗れ3連敗 月間負け越し決定で苦悩の続くシーズン

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◇交流戦 ヤクルト1―3楽天(2025年6月19日 神宮)6月19日、東京の神宮球場で行われた交流戦において、東京ヤクルトスワローズは東北楽天ゴールデンイーグルスに1対3で敗れ、3連敗を喫した

試合はヤクルトが9回に1点を返すも、最後は代打・茂木選手が空振り三振に倒れ、ゲームセットを迎えた

この結果、ヤクルトは1分けを挟んでの3連敗となり、5月に続く月間負け越しが決定

同時に借金はワーストの23にまで膨らんでいる

打線は楽天先発・岸選手の前に、7回まで散発的な4安打に抑えられ、得点圏に進むことすら難しい展開が続いた

特筆すべきは、21試合連続で2桁安打を記録できておらず、これは同球団では1970年8月以来、実に55年ぶりの低迷を示すものだ

試合後、高津監督は特に初回の守備に対して苦言を呈した

先発・アビラ選手は1死から連続して四球を与え、それが失点に繋がってしまったと指摘

監督は「打者との勝負にならなかった

ストライクを投げてほしかったのが本音」と吐露した

また、1死一、二塁での守備で、中堅・岩田選手からの三塁への返球が高く、二塁走者が三進した隙に、一塁走者の浅村選手も二塁へ進塁する事態を招く

これが直後に黒川選手に2点適時打を打たれる要因ともなり、高津監督は「基本的なことができていない」と厳しい口調で語った

なお、打線も8回まで無得点と振るわず、アビラ選手の立ち上がりが難しい展開を招いたとし、「今のチームのことを考えるとね」と管理職としての責任を感じている様子が伺えた

ヤクルトの現在の状況は非常に厳しい。交流戦での楽天戦では、特に守備やピッチングに課題が目立ち、監督の厳しい指摘がその不満を反映している。得点力の欠如が目立ち、ファンからの期待も高い中で、このしたたかに課題を克服できるかが今後のカギとなるだろう。
キーワード解説

  • 交流戦とは? 日本のプロ野球で、異なるリーグのチーム同士が対戦する特別な試合です。通常のシーズンとは異なり、異なる強豪と対戦できる機会です。
  • 借金とは? チームの勝数と敗数における「負け越し」を示す用語です。借金が多いほど、そのシーズンの成績が良くないことを意味します。
  • 適時打とは? 走者が得点する可能性がある場面でヒットを打つことを指し、特に重要な得点を生む打撃です。
  • 四球とは? バッターがストライクゾーンを外れた球を4球受けると、1塁に自動的に進むことを意味します。これを大量に許すことはピッチャーにとってマイナス要素です。

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