阪神・デュプランティエ、甲子園での完封劇で3勝目を飾る

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◇交流戦 阪神2―0ロッテ(2025年6月19日 甲子園) 阪神タイガースのジョン・デュプランティエ投手(30)が、19日に行われたロッテ戦で来日初の完封勝利を収め、3勝目を挙げた

彼が完封を達成したのは、球団外国人投手としては約11年ぶりのことである

この試合では、被安打4、奪三振を12奪うという圧巻の投球を見せ、チームは3カードぶりの勝ち越しを果たし、2022年6月1日以来、3年ぶりに交流戦で“独り勝ち”を決めた

試合終了後、デュプランティエは興奮しながら、「投げきったことに気づいたとき、感情が溢れてきました」と語った

特に注目すべきは、9回2死一塁という状況で訪れた最後の打者・山本を鋭く曲がるカーブで空振り三振に打ち取った瞬間

彼は雄叫びを上げながら捕手・坂本と抱き合い、その喜びを分かち合った

この日のデュプランティエは、効率的な投球で前半5回を省エネモードで抑え、ストライク先行のピッチングで打者を打ち取ることに成功していた

前回の西武戦では初回に28球を要してしまったが、この試合では3回までに30球と、ペースを保ちながら後半に入ると、さらなる力強さを発揮

チームメイトの坂本と連携しながら、投球スタイルを変えることに成功した

試合の前には、「チームに申し訳ないという思いがあった」とも話していたデュプランティエ

奪三振率が際立つ中での投球スタイルの見直しが、彼の成長に繋がったのだと言える

デュプランティエは試合後、「日本でプレーできることを光栄に思っており、日本をとても愛しています」と語るなど、日本のファンへの感謝の気持ちも表現していた

この試合は、阪神の外国人投手が甲子園で完封勝利を達成したのは、2014年5月17日のDeNA戦でメッセンジャー投手が記録して以来のこと

デュプランティエは、今後のシーズンに向けてもさらなる活躍が期待される

デュプランティエ投手の完封勝利は、阪神にとって期待以上の成果です。彼の試合後のコメントからも、日本でプレーすることへの喜びが伝わります。今後も彼の活躍が見られるのが楽しみです。
キーワード解説

  • 完封勝利とは?:投手が試合の間、相手チームに一点も与えずに試合を終えることを言います。
  • 奪三振とは?:投手が相手打者を打たせずに三振を取ることを意味します。三振は、打者が球を打たずにアウトになることを指します。
  • ストライク先行とは?:投手が最初にストライクを投げることで、打者に追い込まれる前に有利に試合を運ぶことを意味します。

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