広島カープ、打順変更で見えた光明と新たな課題

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広島東洋カープは19日、マツダスタジアムで行われた福岡ソフトバンクホークスとの試合で、2対16という大差で敗れ、再び勝率5割に戻ってしまった

先発投手のジョハン・ドミンゲス(29歳)は5回を投げて8安打6失点と打ち込まれ、続くブルペン陣も逆風にさらされ、シーズンで最悪の16安打16失点を記録

特に今試合では負の連鎖が止まらず、チーム全体での課題が浮き彫りとなった

試合後、監督の新井貴浩(48歳)は「こういう試合を見せてしまって申し訳ない」とコメントした

しかし、それでも攻撃面に関しては新たな打順が機能する可能性を示唆した

具体的には、エース打者であるサンドロ・ファビアン(27歳)を2番に起用し、その後に小園海斗(25歳)、エレフリス・モンテロ(27歳)、坂倉将吾(27歳)、末包昇大(29歳)を続ける形で打線が再編成された

ここで注目すべきは、3番に入り新たな役割を担うことになった小園である

彼は今シーズン、打率2割8分6厘を記録し、特に最近では調子が上向いている

5月は調子が悪く1割台に低迷していたが、今月は3割6分9厘にまで回復

小園自身も「5月がひどかったので、やれるときにやるしかない」と現在のプレーに手応えを感じている様子だ

さらに、広島打線は8人が2割2分台という低い打率の中で、中軸とのつながりを欠いていたが、打順の再編成で「ジグザグ打線」と呼ばれる、右左交互に配置した打線が完成した

これにより、相手の救援投手も左右の攻防を考慮しながら繊細な継投を迫られることになり、戦略的なメリットが生じる可能性が高い

リーグ戦の再開を控え、広島は「3番・小園」を中心に得点力を増強し、過去の失敗を踏まえた戦略が生かされるか注目が集まる

チーム全体の士気を高め、波に乗ることができるか、今後の展開が期待される

広島カープの今回の試合で見えた課題と光明は興味深いものです。攻撃力の低下が問題視される中で、新たな打順によって改善の兆しが見える一方、守備面では依然として弱点が残っている様子です。今後、選手たちがどのように調整し、試合に臨むかがチームの成績に大きく影響するでしょう。
キーワード解説

  • 打順とは?:打順とは、野球の試合において、各選手が打席に立つ順番のことを指します。戦略的に選手を並べることで、得点機会を生むことを目的としています。
  • ブルペンとは?:ブルペンとは、試合中に投手が投球練習を行う場所や、その練習をするための投手陣のことを指します。試合の流れに応じて交代投手が登板します。
  • ジグザグ打線とは?:ジグザグ打線とは、打順において右打者と左打者を交互に配置する戦略のことです。このようにすることで、相手投手の交代を難しくし、打線を活かすことに繋がります。

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