初日には6回制の紅白戦が2試合行われ、各選手の実力が試される場となりました
特に注目を集めたのは、元ロッテの渡辺俊介投手の長男であり、東京大学に所属する渡辺向輝投手(海城)の登板です
紅白戦でのパフォーマンス
渡辺向輝投手は紅白戦の第1試合で3番手投手として登板し、わずか7球で三者凡退に抑えました特筆すべきは、ドラフト上位候補に挙がる強肩巧打の捕手・小島大河(4年=東海大相模-明治大)を116キロのストレートで空振り三振に仕留めた点です
このパフォーマンスには観客から歓声と拍手が起こりました
投球の分析
渡辺投手は試合後のインタビューで、「アッパー気味のスイングをする打者が多かった」と分析し、ストレートやスライダーを駆使して代表候補の打者たちを封じ込めたことを語りましたスカウトたちが多数観戦する中で三者凡退に打ち取ったことは、彼にとって大きなアピールポイントとなりました
プロを目指す決意
渡辺投手は自身のSNSでプロ志望を表明しており、試合を見守る多くのスカウトたちの前でのパフォーマンスは本格的なアピールの場となりました彼は、今回の合宿で見た代表候補選手たちのレベルに驚くとともに、彼らとの競争を意識していることも明かしました
今後の展望
速球派が多い中でも変則投手である渡辺向輝選手は、他の選手にはない特徴を持っています今後、代表入りを果たすことができるのか、その動向に注目が集まります
今回の紅白戦では、東大の渡辺向輝投手の奮闘が特に印象的でした。わずかな球数で三者凡退に封じ込める実力は、確実にスカウトの目に留まったことでしょう。彼のプロ志望は、今後のキャリアにも大きな影響を与えるはずです。
キーワード解説
- 紅白戦とは?:紅白戦は、選手選考や実力試験のために2つのチームに分かれ、対戦する練習試合のことを指します。
- アッパー気味のスイングとは?:アッパー気味のスイングは、バッターがボールを下から上に打ち上げるような打ち方のことを指し、ホームランを狙うことが多い打ち方です。
- スカウトとは?:スカウトは、選手を探し出して評価し、チームに推薦する専門家で、特にプロチームなどで選手のスカウトが行われます。

