中日との殊死の戦い、日本ハムが交流戦優勝を逃す
(日本生命セ・パ交流戦、中日4-1日本ハム、3回戦、日本ハム2勝1敗、22日、バンテリンD)日本ハムは2007年以来の交流戦優勝にあと一歩届かなかったこの試合で勝利が絶対条件となっていたが、連勝は3でストップ
交流戦前に11勝7敗をノルマに設定していた新庄剛志監督(53)は試合後に「11勝7敗に合わせるために負けたわけじゃないよ!? 精いっぱい戦って、たまたま」とユーモアを交えてコメントした
試合の先発を務めた金村は、4回を投げ5安打4失点で降板
まず一回に、2死から連打で1点を先制され、三回には投手の松葉に安打を許し、2つの犠飛と岡林の適時三塁打で3失点を喫した
新庄監督は今季の3敗が全てデーゲームにおける右腕によるものであることから「ナイター仕様の体になっている」と分析し、選手の体調についても触れた
18年ぶりの頂点こそ逃したが、日本ハムには確かな手応えがあった
チームはリーグトップの防御率2.33を誇る投手陣を有し、セ・リーグ球団を圧倒
19日の巨人戦で北山が九回1死まで安打を許さない完投をマークし、20日の中日戦では伊藤が今季初の完封勝利を挙げた
完投数は12球団で断トツの14を記録し、与四球数は最少の140という好成績だ
「素晴らしい
やっぱり癖ってつくんですね」と新庄監督は、就任当初から選手に対して四球を減らすよう強調してきたことに満足感を示した
チームは4カード連続勝ち越しと好調を維持しており、「流れがすごくある
2勝1敗ペースでいきたいですね、ずっと」と、27日から再開するリーグ戦に向けての意気込みを見せた
今回の試合では、日本ハムが交流戦優勝に近づくも最終的には連勝が止まったことが残念です。新庄監督のユーモアを交えたコメントからは、選手たちを鼓舞し続ける姿勢が感じられ、今後のリーグ戦への期待も高まります。投手陣の奮闘は素晴らしく、特に防御率がリーグトップという実績は明るい材料です。
キーワード解説
- 交流戦とは? 一般的なプロ野球のシーズン中に行われるセ・リーグとパ・リーグの対戦形式のことで、各リーグのチームの実力を試す重要なイベントです。
- 防御率とは? 投手がどれだけ失点を防いでいるかを示す指標で、数字が低いほど良い投手とされます。計算式は、(自責点×9)÷投球回で算出されます。
- 完投とは? 投手が試合の全てのイニングを投げきることを指します。完投は投手の実力を示す重要な実績の一つであり、チームにとっても重要な勝利を意味します。

