今季は5月からスタメンに定着し、これまでの出場試合数は52試合、打率は2割7分9厘、7本塁打、15打点、9盗塁を記録している
打撃に関しての課題を克服するために、山川穂高内野手（33）が教えてくれた「究極の前さばき」についてのアドバイスが効果を見せている
打撃スタイルの進化
正遊撃手である今宮健太内野手（33）が左脇腹の怪我で離脱しているため、プロ4年目の28歳である野村は、走攻守のすべてでその穴を埋める役割を果たしている彼は自身のスタイルを信じつつ、「究極の前さばき」という独特の打撃スタイルで攻撃に貢献している
「究極の前さばき」とは？
「究極の前さばき」とは、打撃時にインパクトのポイントを投手側に寄せてスイングする技術である先行してタイミングを取り、早い段階でボールを見ることで、通常の打撃では避けられがちなミスを回避できる
野村はこのアドバイスを実践し、特に二ストライクの状況でも逆境に立たされることなくボールを捉えることができるようになった
試合での具体的な成功例
具体的には、20日の阪神戦で見せた左翼への二塁打が、その一例である野村はカウント2－2で追い込まれながらも打席で頭を整理し、タイミングを早く取った結果、浮いたカーブを捉えることができた
このように思考と動きが結びつき、実際に結果を出している
監督の言葉が背中を押す
小久保監督は「自分はこれで勝負するんだという形を見つけないと、この世界は厳しい」と語っており、野村はその言葉を体現している彼は今のところ自分のパフォーマンスに自信を持ち、今宮選手の不在をカバーしていることに意義を見出している
昨年は10本の本塁打を放ち、「鶴岡親分」と称される鶴岡一人の新人最多本塁打記録に83年ぶりに並ぶなど、そのポテンシャルは計り知れないものである
リーグ戦再開後、彼がチームを支える姿に期待が寄せられている
◆今季の野村のパフォーマンスについて
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 出場試合数 | 52 |
| 打率 | 2割7分9厘 |
| 本塁打 | 7 |
| 打点 | 15 |
| 盗塁 | 9 |
キーワード解説
- 打撃スタイルとは？：選手がボールを打つために取り入れる技術や動作のことです。
- スタメンとは？：試合での先発メンバーのことを指します。スターティングメンバーとも言います。
- インパクトとは？：バットとボールが接触する瞬間のことを指し、打撃において非常に重要なポイントです。
- ポテンシャルとは？：選手が持っている可能性や能力のことを表現した言葉で、将来の成長を期待される状況を示します。
