交流戦を8勝10敗で終えた中日ドラゴンズの今後について、元中日ドラゴンズの選手で現起亜タイガースのコーチを務める中村武志氏が、CBCラジオ『ドラ魂キング』に出演し、大谷ノブ彦と加藤里奈と共に意見を交わした
なぜパ・リーグは強い?
パ・リーグ6球団が今回の交流戦で圧倒的な強さを見せたその理由として中村氏は、「パ・リーグの強さはDHに慣れているため」だと指摘
DH(デザインated Hitter)とは、投手の代わりに打席に立つ選手を指し、これにより打撃に専念できる選手が多く、打線が強化される効果がある
大谷氏は、「もう、そういう問題でもないような気がしてきましたよね」と言い、一方的な結果となった交流戦には予想外の展開があったと振り返った
ビッグボスの指導法
新庄剛志監督の指導法も話題に上った中村氏によれば、新庄監督は「テンポが大事」と教えており、良いテンポで投球することが自然とストライクを先行させるという
例として中日エースの山本昌氏を挙げ、彼のテンポが遅い中でもストライクが入る印象を持たれていたと指摘した
大谷氏は中日の投手陣について、「ボールから入るリードが多い」とし、得点を許さない意識が必要だと語った
もうチームの柱
リスナーからの質問が寄せられ、ルーキーの石伊捕手についての意見が出た「育成のために石伊捕手を使い続けるべきですか?」という問いに、中村氏は「もう育成という次元じゃない」と断言
彼は石伊捕手が木下捕手、加藤捕手と並ぶレベルに成長していると評価し、聴取者から「石伊捕手の肩の強さに名前をつけよう」と冗談が飛び交った
大谷氏は「石伊一直線」と例え、中村氏の愛称として「ブルー一直線」にも言及した
中村武志氏が語った内容は、中日ドラゴンズだけでなく、他のチームへの示唆も多かった。特に、パ・リーグの強さの秘訣や新庄監督の指導法に関する分析が興味深く、今後のドラゴンズの戦略にも活かされる可能性が高い。また、若手選手の成長に期待がかかる。
キーワード解説
- 交流戦とは?:セ・リーグとパ・リーグの各チームが対戦する特別な時期で、全国的に注目されるプロ野球の人気イベントです。
- DH(デザインated Hitter)とは?:投手が打席に立たず、代わりに専用の打者を置くルールで、これにより打撃力が向上します。
- テンポとは?:投球におけるリズムや速度のことを指し、良いテンポの投球はストライクが多くなる傾向があります。

