阪神の小幡竜平選手、遊撃手としての地位を確立する中での活躍
近本の適時打で生還する小幡＝４月２２日、横浜スタジアム阪神タイガースの小幡竜平内野手（２４）が最近、遊撃手（ショートストップ）としてのレギュラーに定着し、注目を集めている現在、彼は９試合連続ヒットを記録し、その打撃でも存在感を発揮しているが、彼の持ち味は守備や走塁にも表れており、チームへの貢献度は非常に高い
田中１軍内野守備走塁コーチは「野球勘がある」と彼の才能を評価している
交流戦前の期間中、小幡は実際に数々の好プレーを披露しており、本人やコーチ陣はその成果を振り返っている
特に注目されたのは、１３日の楽天戦での走塁シーンだ
小幡は先頭バッターとしてヒットを放つと、続いて打った豊田の左飛の際、一塁から二塁へタッチアップし、チャンスを拡大させた
「高いフライが上がったため、レフトも余裕の捕球体勢だったので、果敢に進塁しました」と小幡は振り返った
一塁ベースコーチの筒井外野守備兼走塁チーフコーチもその判断力を高く評価
「薄暮の中で打球が見えづらかったからハーフウェーで待機してもよかったが、良い判断ができた」と彼はコメント
小幡の脚力と敏捷性も高く評価されている
守備においても、小幡は重要なプレーを見せた
１８日のロッテ戦では、１点リードの五回に、西川選手が放った打球を中堅の近本選手と連携して素早くカットし、一走・藤岡選手を本塁でアウトにした
このプレーは彼の準備と瞬時の判断力が見事に合致したものだった
小幡の強肩は彼の大きな武器となっており、打球が近本選手によって捕球される瞬間に位置を調整し、確実に送球することでアウトに成功した
田中内野守備走塁コーチは「彼の肩の強さは彼のストロングポイント
あのプレーで勝利に貢献した」と絶賛した
さらに、４月２２日のＤｅＮＡ戦では、セーフティーバントで出塁すると、盗塁を決め、その後に近本選手の打球で一気に生還するというダイナミックなプレーを見せた
このプレーについて、小幡は「特に覚えています」と語り、田中コーチは「このプレーは打点と同じ価値がある」と評価した
しかし、彼のキャリアに懸念があるのは怪我である
田中コーチは「自分が良い時に限って怪我をする
やはりコンディションが整っていれば、もっとパフォーマンスを発揮できたでしょう」と語っている
過去にも、左下肢の筋挫傷によって離脱したことがあり、今季も体のケアや走り方の見直しに努めている
正遊撃手としての地位を確立するために、小幡は「雑なプレーは信頼を失う
どんな小さなことでも着実に取り組みたい」と意気込みを示した
彼は自らの持ち味を最大限に生かし、レギュラーの地位を確保することを目指している
（デイリースポーツ阪神担当・滋野航太）小幡選手の活躍は、野球ファンにとって嬉しいニュースである。彼が遊撃手として重要な役割を果たしていることは間違いなく、今後もチームにとって頼もしい存在でいてほしい。彼の成長がチームにもたらす影響が楽しみだ。
キーワード解説
- 遊撃手とは？：野球におけるポジションの一つで、内野の中心に位置し、主にバッターが打った球を守備する役割を担います。
- ヒットとは？：野球において、バッターが打席に立ち、投手の投げたボールを打ち、塁に出ることができることを指します。
- 走塁とは？：選手が打球に対して走ることで、ベースを回って得点を狙うことを指します。
- カットプレーとは？：内野手が外野手と連携を取り、打球が飛んだ方向に対して最初にボールを受けてから、送球を行う守備の技術です。
- 強肩とは？：野球選手が持つ体の特性の一つで、遠くへ正確にボールを投げる力があることを指します。
